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	<title>膝蓋骨 &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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		<title>膝蓋骨バロットメントテスト（Patellar ballottement test）とは｜膝に水が溜まる関節水腫を調べる検査の方法と膝の骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/patellar_ballottement_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Oct 2017 03:12:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[滑液]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋骨]]></category>
		<category><![CDATA[水]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 膝蓋骨バロットメントテスト（膝蓋跳動テスト）は、膝蓋骨（膝のお皿）を押して、膝関節内に余分な水（関節液）が溜まって膨張していないかどうかを調べる検査方法です。悪化すると膝関節が腫れあがり、水が溜まったような状態にな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>膝蓋骨バロットメントテスト（膝蓋跳動テスト）は、<a href="https://balance-conditioning.net/patella/">膝蓋骨</a>（膝のお皿）を押して、<a href="https://balance-conditioning.net/knee_joint/">膝関節</a>内に余分な水（関節液）が溜まって膨張していないかどうかを調べる検査方法です。悪化すると膝関節が腫れあがり、水が溜まったような状態になることがあります。</p>
<p>この水の正体は滑液（かつえき）です。関節内に滑液が過剰に溜まった状態を、俗に関節水腫（かんせつすいしゅ）といいます。このテストで陽性反応が出た場合、膝蓋骨の周辺（裏側や上方など）に水が溜まっていることが疑われます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせ、膝はできるだけ伸ばした状態（伸展位）にします。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ちます。<br />
3. 検者は一方の手で、膝蓋骨の上方（膝蓋上嚢のあたり）の大腿部を軽く押さえ、溜まっている水を膝蓋骨の方へ寄せ集めます。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/patellar_ballottement_test.jpg" alt="膝蓋骨バロットメントテスト(Patellar ballottement test)" width="660" height="350" /><br />
膝蓋骨バロットメントテスト(Patellar ballottement test)</p>
<p>4. 検者はもう一方の手の指で、膝蓋骨を下方（大腿骨に向かって）にゆっくりと押し込みます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）の膝関節も実施し、左右を比較します。</p>
<p>※膝蓋跳動は膝を伸ばした伸展位のほうが評価しやすいとされます。膝を伸ばすのがつらい場合は、膝下にクッションを入れるなど楽な姿勢で行います。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>膝蓋骨を押したときに、水に浮いたお皿を押し沈めるような感覚があり、押すと下の骨（大腿骨）にコツンと当たって跳ね返ってくるような感じ（膝蓋骨が浮いている感じ）があれば、陽性反応です。関節内に余分な滑液が溜まると、滑液が膝蓋骨の上方や裏側に溜まるため、膝蓋骨を押すと水の上に浮いているような感覚が得られるのです。健康な膝ではお皿が最初から骨に接しているため、押し込んでも沈み込む「遊び」はほとんどありません。必ず左右を比較して判断します。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>関節が腫れて水が溜まると、『正座がしにくい』『階段の歩行時に膝に痛みが出る』『膝から鈍い音がする』『膝が熱っぽく腫れる』『膝がしっかり曲げ伸ばしできない』などの症状が現れるようになります。</p>
<p>関節に溜まった水（関節液）は、原因となっている病気や炎症が落ち着けば自然に吸収されていくこともありますが、量が多く痛みや張りが強い場合には、注射で水を抜く（関節穿刺）ことで楽になることがあります。ただし、水を抜くこと自体は対症療法であり、根本的には水が溜まる原因（後述）の治療が大切です。抜いた関節液を調べることで、感染症（化膿性関節炎）や偽痛風などの鑑別にも役立ちます。</p>
<h3 class="news_headline2">膝に水が溜まるのはなぜ？主な原因</h3>
<p>「膝に水が溜まる」と聞くと水そのものが悪者のように思われがちですが、関節水腫はあくまで“結果”であり、その奥に原因となる病気や炎症があります。膝関節の内側は滑膜という膜で覆われ、ここから関節をなめらかに動かすための滑液が分泌されています。何らかの原因で滑膜に炎症が起こると、滑液が過剰に分泌され、吸収が追いつかなくなって水が溜まるのです。</p>
<p>主な原因として最も多いのが変形性膝関節症で、すり減った軟骨のかけらが滑膜を刺激して炎症を起こします。そのほか、半月板損傷や靭帯損傷などのケガ、関節リウマチ、痛風・偽痛風、細菌感染による化膿性関節炎などでも関節水腫が生じます。原因によって治療法がまったく異なるため、自己判断で水を抜こうとしたり放置したりせず、膝の腫れや痛みが続く場合は整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">膝蓋骨バロットメントテストのまとめ</h2>
<p>膝蓋骨バロットメントテスト（膝蓋跳動テスト）は、膝のお皿を押して、膝関節内に関節液が過剰に溜まる関節水腫があるかを調べる徒手検査です。お皿が浮いて沈み込む・跳ね返る感覚があれば陽性で、必ず左右差を比較します。関節水腫は変形性膝関節症をはじめ、ケガや炎症など様々な原因で起こる“結果”なので、根本の原因を調べることが重要です。膝の腫れや痛みが続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「変形性膝関節症」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>膝蓋骨アプレヘンションテスト（Patella apprehension test）とは｜膝のお皿の脱臼・不安定症を調べる検査の方法と膝の骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/patella_apprehension_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 08 Oct 2017 01:31:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[膝関節]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋骨]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋骨脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋大腿骨不安定症]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋軟骨]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 膝蓋骨アプレヘンションテストは、膝蓋骨（しつがいこつ）を内方から外方へと押し出して、膝蓋骨の不安定性（外側へ外れやすさ）を調べる検査方法です。膝蓋骨の裏側には膝蓋軟骨（しつがいなんこつ）と呼ばれる軟骨組織があり、こ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>膝蓋骨アプレヘンションテストは、<a href="https://balance-conditioning.net/patella/">膝蓋骨（しつがいこつ）</a>を内方から外方へと押し出して、膝蓋骨の不安定性（外側へ外れやすさ）を調べる検査方法です。膝蓋骨の裏側には膝蓋軟骨（しつがいなんこつ）と呼ばれる軟骨組織があり、これがあることで、膝蓋骨が大腿骨の膝蓋面（滑車溝）を滑るようになめらかに動くことができます。</p>
<p>しかし、ケガをしてしまったり、女の子座り（トンビ座りともいう）などの不自然な座り方を多用したりすることで、やがて大腿骨と脛骨のライン（アライメント）に狂い（X脚）が生じ、膝蓋骨の位置が正しく定まらなくなってしまうことがあります。この状態を<strong>『膝蓋大腿骨不安定症（しつがいだいたいこつふあんていしょう）』</strong>といい、膝蓋骨が完全に外れてしまった状態を<strong>『膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）』</strong>といいます。</p>
<p>脱臼は一度なると『くせになる』とよくいいますが、膝蓋骨脱臼もやはり例外ではありません。実際、初回脱臼した患者さんの20〜50%が再発を経験するとされ（大腿骨の溝が浅い若年者ではさらに高いとされます）、繰り返すうちに、最初の頃に比べて痛みや腫れは少なくなるものの、常に膝蓋骨の不安定さを感じるようになります。</p>
<p>また、膝蓋骨脱臼の再発は、大腿部の筋力が低下している若年女性に多くみられる傾向があるので、日頃から大腿部前面、特に膝蓋骨を内側に引き留める働きのある<a href="https://muscle-guide.info/vastusmedialis.html" target="_blank" rel="noopener">内側広筋</a>を鍛えておくことが、予防の点でも大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの膝関節を30°くらいに屈曲させ、患者さんにはなるべく大腿部前面に力が入らないようにリラックスしてもらいます。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/patella_apprehension_test.jpg" alt="膝蓋骨アプレヘンションテスト" width="660" height="350" /><br />
膝蓋骨アプレヘンションテスト(Patella apprehension test)</p>
<p>3. リラックスしていることが確認できたら、検者は片方の手で下腿部を固定し、もう一方の手の親指で膝蓋骨の内側縁をゆっくりと外側へ向かって押し出していきます。<br />
4. 同様に、反対側（健側）の膝関節も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストで、患者さんが「膝蓋骨が外れそう」という脱臼の不安感に襲われたり、痛みを伴ったりするようなら、<strong>『膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）』</strong>や<strong>『膝蓋大腿骨不安定症（しつがいだいたいこつふあんていしょう）』</strong>を疑います。健側と比べて膝蓋骨が外側へ大きく動く場合も、不安定性の所見となります。</p>
<p>また、痛みで思わず大腿部の筋肉を緊張させて膝蓋骨を守ろうとするようなら、<strong>『膝蓋軟骨軟化症（しつがいなんこつなんかしょう）』</strong>なども疑う必要があるかもしれません。テスト中に大腿部の内側に痛みを訴えるようなら、<a href="https://muscle-guide.info/guadricepsfemoris.html" target="_blank" rel="noopener">大腿四頭筋</a>の一つである<a href="https://muscle-guide.info/vastusmedialis.html" target="_blank" rel="noopener">内側広筋</a>の筋力不足も考えられます。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/hiza-300x246-300x246.png" alt="膝関節の構造" width="300" height="246" /><br />
膝関節の構造</p>
<p>膝蓋骨脱臼は、先天的に大腿骨の溝（滑車溝）が浅い方や、生まれつき膝蓋骨が小さい・変形がある方が発症しやすいという傾向があります。また、女の子座り（トンビ座り）を幼い頃から多用し、大腿骨と脛骨のラインに狂い（X脚）が生じてしまっているなど、後天的な理由でも膝蓋骨脱臼の原因になることがあります。</p>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨はなぜ「外側」に外れやすいのか</h3>
<p>膝蓋骨脱臼のほとんどは「外側」への脱臼です。これは、太ももの骨（大腿骨）と すねの骨（脛骨）が、構造上わずかに外向き（X脚方向）の角度（Q角）を持っているため、膝を伸ばすときに膝蓋骨には常に外側へ引っ張られる力が働いているからです。通常は、大腿骨の溝（滑車溝）のはまり込みと、内側にある内側膝蓋大腿靭帯（MPFL）、そして内側広筋が、膝蓋骨が外へ逃げないよう内側へ引き留めています。</p>
<p>ところが、X脚で外向きの力が強すぎたり、滑車溝が浅かったり、内側のMPFLが緩んだり内側広筋の力が弱かったりすると、このブレーキが効かず、膝蓋骨が外側へ脱臼・亜脱臼しやすくなります。だからこそ、内側広筋を鍛えて内側のブレーキを強化することが、脱臼の予防・再発防止に重要なのです。アプレヘンションテストで強い不安感がある場合や、脱臼を繰り返す場合は、自己判断でスポーツを続けず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">膝蓋骨アプレヘンションテストのまとめ</h2>
<p>膝蓋骨アプレヘンションテストは、膝を30°ほど曲げて膝蓋骨を外側へ押し出し、「外れそう」という不安感や痛みから膝蓋骨脱臼・膝蓋大腿不安定症を調べる徒手検査です。健側と比較し、不安感が出れば陽性となります。膝蓋骨は構造上（Q角）外側へ外れやすく、内側広筋やMPFLが内側へ引き留めています。再発予防には内側広筋の強化が重要ですが、不安感や脱臼を繰り返す場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「膝蓋骨脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>再発注意！ひざの皿がはずれる膝蓋骨脱臼とは｜膝関節周囲で起こる様々なトラブル⑷｜原因・検査・予防と手術を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/patellar_dislocation/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Jan 2017 05:43:07 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[膝関節の症状]]></category>
		<category><![CDATA[骨や関節のトラブルとその原因]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋骨]]></category>
		<category><![CDATA[骨]]></category>
		<category><![CDATA[内側広筋]]></category>
		<category><![CDATA[膝関節]]></category>
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					<description><![CDATA[膝関節の前面にある扁平な種子骨を、一般に『膝のお皿』と呼ぶことが多いのですが、正式名称は『膝蓋骨（しつがいこつ）』といいます。膝蓋骨は人体の中では最大の種子骨で、主に膝の前面を保護する役割を果たしています。 大腿部の大き [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>膝関節の前面にある扁平な種子骨を、一般に『膝のお皿』と呼ぶことが多いのですが、正式名称は『膝蓋骨（しつがいこつ）』といいます。膝蓋骨は人体の中では最大の種子骨で、主に膝の前面を保護する役割を果たしています。</p>
<p>大腿部の大きな長管骨を『大腿骨』といいますが、その先端部正面には溝状に凹んだ箇所があり、膝蓋骨は通常そこにはまるように位置しています。</p>
<p>膝蓋骨は、大腿四頭筋腱に付着し、膝蓋靭帯を介して脛骨粗面に付着します。そのため、大腿前面の筋肉である大腿四頭筋（大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋の総称）が収縮すると、膝蓋骨を通じて膝蓋腱が引っ張られるので、結果的に膝関節を伸展させることができるのです。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/patella-1.png" alt="膝関節の構造" width="650" height="400" /><br />
膝関節の構造</p>
<p>膝関節を曲げ伸ばしする際はもちろん、歩いたり走ったりする際には、常に膝蓋骨に大きな負荷がかかります。しかし、膝蓋骨の裏側には膝蓋軟骨（しつがいなんこつ）と呼ばれる軟骨組織があるので、この存在のおかげで、膝蓋骨が大腿骨の膝蓋面を滑るように動くことができるのです。</p>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼とは</h3>
<p>『膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）』とは、膝に何らかの外力が加わることで、膝蓋骨の位置が定位置から大きく逸脱（いつだつ）した状態をいいます。例えば、膝の皿を強く打ち付けたときや、脛骨に捻じれるような負荷が加わったときなどに、膝蓋骨が大腿骨の溝部分を乗り越えてしまい、膝蓋骨が『脱臼（だっきゅう）』してしまうのです。溝部分を乗り越えることなく、正常な位置からずれた状態なら、膝蓋骨の『亜脱臼（あだっきゅう）』といいます。</p>
<p>膝蓋骨脱臼は、ほとんどの場合、外側に脱臼することが多く、脱臼すると膝関節が痛んだり、腫れあがったりします。膝蓋骨脱臼は、先天的に大腿骨の溝が浅い方や、生まれつき膝蓋骨が小さい方、膝蓋骨に変形がある方が発症しやすいという傾向があります。また、女の子座り（トンビ座り）を幼い頃から多用し、大腿骨と脛骨のラインに狂い（X脚）が生じているなど、後天的な理由でも膝蓋骨脱臼の原因になることがあります。</p>
<p>脱臼は一度なると、よく『くせになる』といいますが、膝蓋骨脱臼も例外ではありません。実に、発症した患者さんの20〜50%が再発を経験しており、膝蓋骨脱臼を繰り返すうちに、最初の頃に比べて痛みを感じたり腫れたりすることは少なくなりますが、常に膝蓋骨の不安定さを感じるようになります。また、膝蓋骨脱臼の再発は、基本的に大腿部の筋力が著しく低下している若い女性に多くみられるので、日頃から大腿前面の筋肉を鍛えておく必要があります。</p>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼の可能性を調べる方法</h3>
<p>『膝蓋骨アプリヘンションテスト』と呼ばれる、『膝蓋骨が（外方へ）脱臼しやすいかどうか』を簡易的に調べる方法があります。テスト方法はそれほど難しいものではないのですが、実施の際は必ず、医師や柔道整復師、トレーナーなど、専門的な知識をもっている方にやってもらってください。</p>
<p><strong>アプリヘンションテストの方法</strong></p>
<ol>
<li>検査する膝関節を30°くらいに屈曲させ、患者さんには、なるべく太ももの前面に力が入らないようにリラックスしてもらいます。</li>
<li>リラックスしていることが確認できたら、検者は膝蓋骨をゆっくりと外側へ向かって押していきます。</li>
<li>陽性の場合、患者さんは膝蓋骨が脱臼してしまう恐怖感（不安感）を感じるとともに、それから逃れるかのように太ももを緊張させてしまいます（正常な場合は、このテストで患者さんが恐怖を感じることはありません）。</li>
</ol>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼を予防する方法</h3>
<p>膝蓋骨脱臼を予防するためには、大腿部の筋肉を鍛えるのがとても有効です。膝蓋骨脱臼のほとんどは、膝蓋骨が外方に向かって外れることから、膝蓋骨が外方にずれないように、大腿部の内側部分（特に内側広筋）を鍛えることが大切になります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/838c83b83o83g83n83x83e839383v8387839382q-300x225.jpg" alt="レッグエクステンション" width="300" height="225" /><br />
レッグエクステンション</p>
<p>大腿前面の筋肉を鍛える種目に『<a href="http://training-navi.net/machinetraining12.html" target="_blank" rel="noopener">レッグエクステンション</a>』と呼ばれるエクササイズがあります。単なる膝の曲げ伸ばし動作を繰り返すのではなく、運動の中盤から後半にかけての動きの中で、股関節の外旋（つま先を外に開く）動作を取り入れることで、大腿部の内側部分（内側広筋）を効率よく鍛えることができます。</p>
<p>こうした予防策を講じていても、やはり脱臼することはあります。その場合、上記の方法に加えて、運動用のプロテクター（サポーター）で物理的に膝蓋骨を支えたり、脱臼しないような動きを学習したりする必要があります。脱臼直後はプロテクターを常用し、症状が落ち着いてきても、再脱臼を予防するために、スポーツなどの機会には着用した方がよいかもしれません。</p>
<p>再発を繰り返して、日常生活でも膝に違和感や不快感を感じる状態が続くようであれば、手術による治療が必要になることもあります。ご相談は、最寄りの医療機関（整形外科）にお問い合わせください。手術では、膝蓋骨が外側に外れないように内側に引っぱる役割を果たす『内側膝蓋大腿靭帯（ないそくしつがいだいたいじんたい／MPFL）』を作り直す再建手術を行うことが多く、患者さんの症状や膝の状態に合わせて適切に行われた場合には、膝蓋骨の安定性が期待できます。</p>
<p>手術をした場合、多少の個人差はありますが、リハビリなどを行いながら、術後しばらくで退院できるようになります。ただし、スポーツを再開するには、歩行のためのリハビリだけでなく筋力の向上が必要になるため、早くても数ヶ月、場合によっては半年以上のリハビリが必要になることもあります。</p>
<h3 class="news_headline2">初めて脱臼したときの対応と「やってはいけないこと」</h3>
<p>膝蓋骨が初めて外れてしまったとき、どう対応するかが、その後の再発を防ぐうえでとても重要です。まず大切なのは、慌てて自分で無理に戻そうとしないことです。膝蓋骨脱臼は、膝を伸ばすと自然に元の位置に戻る(整復される)ことも多いのですが、外れた際に軟骨や内側の靭帯(MPFL)が傷ついていることがあり、無理な力を加えると損傷を広げてしまう恐れがあります。</p>
<p>初回脱臼の後は、たとえ皿が元に戻って痛みが引いてきても、「治った」と自己判断せず、必ず整形外科を受診してください。膝蓋骨脱臼では、軟骨のかけら(骨軟骨骨折)が関節内に剥がれ落ちていることがあり、これを見逃すと、後々膝の引っかかりや変形性関節症の原因になることがあります。レントゲンやMRIで膝の状態を確認してもらうことが大切です。</p>
<p>そして、急性期を過ぎたら、再発予防が次のテーマになります。前述の内側広筋を中心とした筋力強化に加え、ジャンプや着地、方向転換の際に膝が内側に入らない(ニーイン)ような身体の使い方を身につけることが、脱臼のクセを断ち切る助けになります。膝の不安定感が続く、何度も外れる、といった場合は、自己流で抱え込まず、専門医に相談して、手術も含めた選択肢を検討しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>膝蓋骨脱臼は、膝のお皿(膝蓋骨)が主に外側へ外れる外傷で、大腿骨の溝が浅い人やX脚の人に多く、20〜50%と再発率が高いのが特徴です。脱臼しやすさはアプリヘンションテストで調べられ、予防には内側広筋を中心とした大腿前面の筋力強化が有効です。初回脱臼後は自己判断せず受診し、軟骨損傷の有無を確認することが大切で、再発を繰り返す場合はMPFL再建術などの手術も検討されます。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「膝蓋骨脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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