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	<title>転倒 &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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	<item>
		<title>外側側副靭帯ストレステスト：肘（Lateral collateral ligament stress test）とは｜内反ストレスで肘の靭帯損傷を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/lateral_collateral_ligament_stress_test_elbow/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Oct 2017 18:11:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[肘]]></category>
		<category><![CDATA[上腕骨外側上顆剥離骨折]]></category>
		<category><![CDATA[転倒]]></category>
		<category><![CDATA[外側側副靭帯]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 外側側副靭帯（がいそくそくふくじんたい）ストレステストは、肘関節に内反ストレス（前腕を内側へ動かし、肘の外側を開くような力）を加えることで、肘関節の外側側副靭帯が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。 肘関節の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>外側側副靭帯（がいそくそくふくじんたい）ストレステストは、<a href="https://balance-conditioning.net/elbow_joint/">肘関節</a>に内反ストレス（前腕を内側へ動かし、肘の外側を開くような力）を加えることで、肘関節の外側側副靭帯が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。</p>
<p>肘関節の両側には外側側副靭帯と内側側副靭帯があり、これらの靭帯があることで、肘関節が横方向にグラつかないように制御しています。外側側副靭帯は、転倒などで手を勢いよくついたときに肘関節にストレスが加わって損傷してしまうケースが多いようです。このテストで陽性反応が出た場合、外側側副靭帯の損傷が疑われます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの肘関節を180°に伸展させた状態にさせます（このとき、患者さんの手のひらが上を向くようにしてください）。<br />
3. 検者は一方の手で患者さんの手関節（手首）を把握し、もう一方の手で肘を包み込むように固定します。</p>
<p><a href="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/collateral_ligament_stress_test_elbow2.jpg"><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/collateral_ligament_stress_test_elbow2.jpg" alt="外側側副靭帯ストレステスト:肘(Lateral collateral ligament stress test elbow)" width="660" height="350" /></a><br />
外側側副靭帯ストレステスト:肘<br />(Lateral collateral ligament stress test elbow)</p>
<p>4. 検者は肘の位置を固定したまま、手首側（前腕）を内側へ動かして、肘関節に内反ストレス（外側を開く方向の力）をゆっくりと加えます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）の肘関節も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストにより、患者さんが肘の外側に痛みを訴えたり、健側と比べて外側の関節がぐらつく（開く）ようなら、外側側副靭帯の損傷・断裂が疑われます。痛みを伴わずに緩い（開く）場合は、過去のケガやこれまでの生活習慣などにより、外側側副靭帯がもともと緩くなっていることが考えられます。左右差を比較して判断することが大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>肘関節の外側側副靭帯は、転倒などで手を勢いよくついたときに損傷が発生しやすい場所としても知られています。特に小児期では、外側側副靭帯に強い牽引力が加わることで、靭帯が付着している上腕骨外側上顆（じょうわんこつがいそくじょうか）の剥離骨折（はくりこっせつ）を引き起こすことがあります。</p>
<h3 class="news_headline2">内側側副靭帯との違い・肘を傷めるメカニズム</h3>
<p>肘の左右には、内側側副靭帯（MCL）と外側側副靭帯（LCL）があり、肘が横方向にぐらつかないように支えています。内側側副靭帯は肘が外反（外側に開く）するのを防ぎ、外側側副靭帯は肘が内反（内側に折れる）するのを防いでいます。そのため、調べたい靭帯によってかけるストレスの向きが逆になります。外側側副靭帯を調べるこの検査では、肘を内反させるストレスをかけて、外側の靭帯が引き伸ばされて痛みや動揺が出るかをみます。</p>
<p>肘の靭帯損傷では、内側側副靭帯のほうが、野球の投球など腕を繰り返し使う動作（外反ストレスの繰り返し）で損傷しやすいことで知られています。一方、外側側副靭帯は、転倒して手をついたときの一度の強い外力で損傷することが多く、肘の外側の不安定性（後外側回旋不安定性）につながることもあります。なお、これらの徒手検査だけで損傷の程度までは確定できないため、肘の痛み・ぐらつき・不安定感が続く場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査を受けることが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">外側側副靭帯ストレステスト（肘）のまとめ</h2>
<p>肘の外側側副靭帯ストレステストは、肘を伸ばして内反ストレスを加え、外側側副靭帯の損傷・不安定性を調べる徒手検査です。肘の外側に痛みが出たり、健側より外側が開いたりすれば陽性で、外側側副靭帯の損傷が疑われます。転倒で手をついて受傷することが多く、小児では外側上顆の剥離骨折を伴うこともあります。確定診断には画像検査が必要なため、肘の痛みやぐらつきが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肘の靭帯損傷」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>内側側副靭帯ストレステスト：肘（Medial collateral ligament stress test）とは｜外反ストレスで肘の靭帯損傷・野球肘を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/medial_collateral_ligament_stress_test_elbow/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Oct 2017 18:06:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[転倒]]></category>
		<category><![CDATA[肘]]></category>
		<category><![CDATA[内側側副靭帯]]></category>
		<category><![CDATA[野球]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 内側側副靭帯（ないそくそくふくじんたい）ストレステストは、肘関節に外反ストレス（前腕を外側へ動かし、肘の内側を開くような力）を加えることで、肘関節の内側側副靭帯が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。 肘関節の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>内側側副靭帯（ないそくそくふくじんたい）ストレステストは、<a href="https://balance-conditioning.net/elbow_joint/">肘関節</a>に外反ストレス（前腕を外側へ動かし、肘の内側を開くような力）を加えることで、肘関節の内側側副靭帯が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。</p>
<p>肘関節の両側には内側側副靭帯と外側側副靭帯があり、これらの靭帯があることで、肘関節が横方向にグラつかないように制御しています。側副靭帯の損傷は、スポーツ（野球など）の使いすぎによるものや、転倒などで手を勢いよくついたときに肘関節にストレスが加わって損傷してしまうケースが多いようです。このテストで陽性反応が出た場合、内側側副靭帯の損傷が疑われます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの肘関節を180°に伸展させた状態にさせます（このとき、患者さんの手のひらが上を向くようにしてください）。<br />
3. 検者は一方の手で患者さんの手関節（手首）を把握し、もう一方の手で肘を包み込むように固定します。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/collateral_ligament_stress_test_elbow1.jpg" alt="内側側副靭帯ストレステスト:肘(Medial collateral ligament stress test elbow)" width="660" height="350" /><br />
内側側副靭帯ストレステスト:肘<br />(Medial collateral ligament stress test elbow)</p>
<p>4. 検者は肘の位置を固定したまま、手首側（前腕）を外側へ動かして、肘関節に外反ストレス（内側を開く方向の力）をゆっくりと加えます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）の肘関節も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストにより、患者さんが肘の内側に痛みを訴えたり、健側と比べて内側の関節がぐらつく（開く）ようなら、内側側副靭帯の損傷・断裂が疑われます。痛みを伴わずに緩い（開く）場合は、過去のケガやこれまでの生活習慣などにより、内側側副靭帯がもともと緩くなっていることが考えられます。左右差を比較して判断することが大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/yakyuuhiji-300x248.jpg" alt="野球肘（外側型、内側型）" width="300" height="248" /><br />
野球肘（外側型、内側型）</p>
<p>肘関節の内側側副靭帯は、スポーツ傷害が発生しやすい場所としても知られています。例えば、幼少期に過度な野球の投球動作を繰り返すことで内側側副靭帯を痛めるケースがよく知られています（いわゆる<a href="https://balance-conditioning.net/baseball_elbow/">野球肘（内側タイプ）</a>）。場合によっては、これがきっかけで上腕骨内側上顆（じょうわんこつないそくじょうか）の剥離骨折（はくりこっせつ）を起こすこともあります。</p>
<ul>
<li>内側側副靭帯損傷のうち、転倒やコンタクト（ぶつかる）などによって痛めたものは、受傷後すぐに肘関節が痛くなり、場合によっては腫れが生じます。一方、野球の投球動作によるものは、徐々に痛みが強くなって投げられなくなるものと、急に疼痛が生じて（この場合「プチッ」と音がすることがあります）投球動作ができなくなるものとがあります。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">外側側副靭帯との違い・なぜ投球で内側を痛めるのか</h3>
<p>肘の左右には、内側側副靭帯（MCL）と外側側副靭帯（LCL）があり、肘が横方向にぐらつかないように支えています。内側側副靭帯は肘が外反（外側に開く）するのを防ぎ、外側側副靭帯は肘が内反（内側に折れる）するのを防いでいます。そのため、調べたい靭帯によってかけるストレスの向きが逆になり、内側側副靭帯を調べるこの検査では、肘を外反させるストレスをかけます。</p>
<p>内側側副靭帯が投球で痛みやすいのは、ボールを投げる動作に理由があります。腕を後ろに引いてしならせ、振り出す瞬間、肘の内側には強い「外反力（肘を外側に開こうとする力）」が繰り返し加わります。この外反力にブレーキをかけているのが内側側副靭帯で、投球を繰り返すうちに少しずつ傷んでいき、野球肘（内側型）につながります。特に成長期は骨や靭帯の付着部がまだ弱いため、靭帯そのものより、靭帯が付く上腕骨内側上顆の剥離骨折・骨端線の障害として現れることもあります。肘の内側の痛みや、投球時の違和感・不安定感が続く場合は、自己判断で投げ続けず、整形外科などの医療機関を受診し、レントゲンやMRIなどの画像検査を受けることが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">内側側副靭帯ストレステスト（肘）のまとめ</h2>
<p>肘の内側側副靭帯ストレステストは、肘を伸ばして外反ストレスを加え、内側側副靭帯の損傷・不安定性を調べる徒手検査です。肘の内側に痛みが出たり、健側より内側が開いたりすれば陽性で、内側側副靭帯の損傷が疑われます。内側側副靭帯は野球の投球など外反ストレスの繰り返しで痛めやすく（野球肘・内側型）、小児では内側上顆の剥離骨折を伴うこともあります。肘の内側の痛みが続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肘の靭帯損傷・野球肘」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>寝たきりになってしまうことも！大腿骨頸部の骨折について｜原因・症状・手術と予防法を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/fracture_legs/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Jan 2017 15:34:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[骨や関節のトラブルとその原因]]></category>
		<category><![CDATA[臀部・股関節の症状]]></category>
		<category><![CDATA[大腿骨頸部]]></category>
		<category><![CDATA[寝たきり]]></category>
		<category><![CDATA[老人]]></category>
		<category><![CDATA[転倒]]></category>
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					<description><![CDATA[一般に、年齢を重ねると身体の様々な部分が老化し、傷めやすくなります。中でも、高齢者が寝たきりの介護状態になってしまう最大の原因の一つとしてよく知られているのが、転倒をきっかけとした腰〜下肢の骨折です。 高齢者は、一般に骨 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>一般に、年齢を重ねると身体の様々な部分が老化し、傷めやすくなります。中でも、高齢者が寝たきりの介護状態になってしまう最大の原因の一つとしてよく知られているのが、転倒をきっかけとした腰〜下肢の骨折です。</p>
<p>高齢者は、一般に骨が脆くなっている方が多いため、少し転倒しただけでもすぐに骨折してしまうことがあります。これらの骨折の中で、寝たきりの原因につながる骨折として最も知られているのが、大腿骨頸部（だいたいこつけいぶ）骨折です。</p>
<h3 class="news_headline2">大腿部と大腿骨頸部の仕組み</h3>
<p>大腿部とは、いわゆる太もものことで、その中に入っている長管骨を<a href="https://balance-conditioning.net/femur/">大腿骨（だいたいこつ）</a>といいます。人間の身体は約200個もの骨で作り上げられていますが、その中でも最も長く、重要な役割を果たしているのが、この大腿骨です。大腿骨は股関節から膝までつながった1本の骨でできており、股関節とつながっている部分を特に大腿骨頸部（だいたいこつけいぶ）と呼びます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/kokkeibu-300x282-300x282.jpg" alt="大腿骨頸部の構造" width="300" height="282" /><br />
大腿骨頸部の構造</p>
<p>股関節は、寛骨の寛骨臼（かんこつきゅう）と呼ばれる受け皿に相当する場所に、大腿骨の骨頭がはまり込む形で構成されています。一見、頑丈そうに見えるこの箇所ですが、大腿骨の外側上部にある大転子（大腿の外側で触れることができる、でっぱった部分）が皮下にあるため、転倒などによって衝撃を受けやすく、その衝撃で、細くなっている頸部に骨折が生じやすいのです。</p>
<p>これは特に、骨密度の低い高齢者にとても多くみられ、ほとんどの場合、歩行が困難になります。大腿骨の頸部には、骨頭まで血液を運ぶ動脈が通っているため、骨折するとその血管まで損傷するケースが多く、そうなると骨頭に血液が行き届かなくなるため、骨折が治りにくくなる(偽関節)ばかりか、骨組織が壊死してしまう(大腿骨頭壊死)こともあります。このため、大腿骨頸部を骨折したことで、そのまま寝たきりになってしまうケースは少なくありません。</p>
<p>基本的に、下半身の骨は上半身の重さをしっかり支えられるように太く丈夫にできていて、成人であれば、たとえ荷重がかかってもそうそう簡単に折れることはありません。若い方の大腿骨頸部骨折は、交通事故や激しいスポーツなど、よほどの衝撃が加わらない限り発症することはまずないと思っていただいてよいでしょう。しかし、高齢者の場合は、筋力の衰えや骨密度の低下などが複合的に影響してくるので、ほんの僅かなダメージでもすぐに骨が折れてしまうのです。例えば、軽く尻餅をついただけで大腿骨頸部が骨折してしまったというケースもあるくらいなので、日頃から転倒しないように注意を払う必要があります。</p>
<p>大腿骨頸部が折れた場合、ほとんどのケースで発症直後からとても激しい痛みを感じるようになります。足の付け根あたりがひどく痛み、歩くことはもちろん、立つことさえ困難になります。高齢者の場合、骨折の中でもこの大腿骨頸部は折れやすい場所で、患者数は年間で非常に多く、しかも高齢化に伴って年々増加してきているので、決して他人事とはいえません。</p>
<p>もし、ご家庭に高齢者がいる場合は、できるだけ転倒しないように、邪魔な荷物を床に置かないようにしたり、手すりをつけたりするなどして、ご自宅をバリアフリー化すると安心かもしれません。ちなみに、大腿骨頸部骨折の患者は70歳代や80歳代に多くみられ、その大半を女性が占めているのが大きな特徴です（女性は閉経後に骨密度が低下しやすいためです）。</p>
<h3 class="news_headline2">もし、大腿骨頸部を骨折してしまったら</h3>
<p>もし大腿骨頸部を骨折してしまった場合、症状がヒビだけで済んでいる場合や、ほかに重い持病がある場合などを除き、基本的には外科的な手術を行うことが多くなります。手術内容はそれぞれの症状によっても異なりますが、大腿骨頸部は血流が乏しいため、栄養や酸素が十分に行き渡らず、自然治癒力が非常に低くなっています。</p>
<p>骨折した部分をネジや金属製のプレートなどで固定する術式（骨接合術）が一般的ですが、頸部の骨折で骨頭への血流が損なわれている場合などは、骨がうまくつかないことがあるため、折れた骨頭を人工のものに取り換える「人工骨頭置換術」や、股関節全体を取り換える「人工股関節置換術」が選択されることもあります。</p>
<p>いずれにせよ、手術後はリハビリが必要になり、その間、ベッドで過ごす時間が増えます。高齢者の場合は、特に足腰が急速に弱ってしまうので、寝たきり状態へと移行してしまうことがあります。当然、患部は他の人が触れたり、体勢を変えたりするだけでも激しく痛むため、動くのがおっくうになり、ますます寝たきりに近づくという悪循環を招くこともあります。だからこそ、近年は、できるだけ早期に手術を行い、早くからリハビリを開始して、寝たきりを防ぐという考え方が主流になっています。</p>
<p>大腿骨頸部骨折は、骨折そのものや手術が、心肺機能や免疫力などの低下を招き、その後の健康状態に大きく影響することがあります。だからこそ、骨折を「起こさない」ことが何よりも大切です。いずれにせよ、日頃から骨や筋肉を鍛え、カルシウムやビタミンDの摂取を心がけ、足元には常に注意を払いながら生活することが望まれます。</p>
<h3 class="news_headline2">骨折を防ぐ鍵は「骨粗鬆症対策」と「転倒予防」</h3>
<p>大腿骨頸部骨折は、いったん起こると生活の質を大きく下げてしまうため、何よりも「予防」が重要です。予防の鍵は、大きく分けて「骨を強く保つこと(骨粗鬆症対策)」と「転ばないこと(転倒予防)」の2つです。</p>
<p>まず骨粗鬆症対策としては、カルシウムやビタミンD、ビタミンK、タンパク質をバランスよくとること、日光を適度に浴びること(ビタミンDの活性化)、そして骨に刺激を与えるウォーキングなどの運動を続けることが大切です。特に閉経後の女性は骨密度が低下しやすいので、骨密度検査を定期的に受け、必要に応じて医師に相談し、治療を受けることも有効です。</p>
<p>次に転倒予防です。高齢者の骨折の多くは、自宅内のちょっとした段差やすべりなどで起こります。床に物を置かない、電気コードをまとめる、滑りやすいマットを固定する、階段や浴室・トイレに手すりをつける、足元を明るくする、といった住環境の見直しが効果的です。あわせて、下半身の筋力やバランス能力を保つための運動(スクワットや片脚立ちなど、無理のない範囲で)も、転びにくい身体づくりに役立ちます。「最近よくつまずく」「歩くのが不安」といったサインがある場合は、早めに整形外科や、かかりつけ医に相談しましょう。骨と筋肉を守り、転ばない環境を整えることが、いつまでも自分の足で歩き続けるための一番の備えになります。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>大腿骨頸部骨折は、高齢者が転倒などで起こしやすい骨折で、寝たきりの大きな原因になります。頸部は血流が乏しく、骨折すると骨頭壊死や偽関節を起こしやすいため、骨接合術や人工骨頭置換術などの手術と、早期のリハビリが重要です。閉経後の女性に多く、予防には骨粗鬆症対策(カルシウム・ビタミンD・運動)と転倒予防(住環境の整備・筋力維持)が欠かせません。気になる症状があれば、早めに医療機関に相談しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「大腿骨頚部骨折」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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