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	<title>脱臼 &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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	<item>
		<title>ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）とは｜肩関節の前方不安定性・脱臼を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/rockwoods_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Nov 2017 05:09:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[不安定]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[肩甲上腕関節]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）は、『肩関節（肩甲上腕関節）』に外旋方向へのストレスをかけて、肩関節が安定しているかどうかを確認する整形外科的検査です。これにより、肩関節周囲の靭帯や [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）は、<strong><a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">『肩関節（肩甲上腕関節）』</a></strong>に外旋方向へのストレスをかけて、肩関節が安定しているかどうかを確認する整形外科的検査です。これにより、肩関節周囲の靭帯や関節包による前方の支持能力（安定性）が失われていないかを確認することができます。</p>
<p>肩関節（肩甲上腕関節）は、人体の関節の中でも特に大きく動かせる関節ですが、その代償として骨同士のはまり込みが浅く、骨性の安定性が低いという特徴があります。そのため、関節唇・関節包・靭帯（特に前下方の靭帯）といった軟部組織が安定性を担っており、これらが緩んだり損傷したりすると、肩が前方へ抜けやすい「前方不安定症」の状態になります。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法（肩関節0°外転の場合）</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に位置し、一方の手で患者さんの手首を支持し、もう一方の手で肘頭を包み込むように保持します。<br />
3. 検者は患者さんの肘の角度が90°になるようにします。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/rockwoods_test_2.jpg" alt="ロックウッドテスト" width="660" height="350" /><br />
ロックウッドテスト(Rockwood&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者は肩関節の位置が動かないように気をつけながら、ゆっくりと前腕部を矢印の方向に動かし、肩関節を外旋させます。<br />
5. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法（肩関節90°外転の場合）</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に位置し、一方の手で患者さんの手首を支持し、もう一方の手で肘頭を包み込むように保持します。<br />
3. 検者は患者さんの肩関節および肘の角度が90°になるようにします。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/rockwoods_test_3.jpg" alt="ロックウッドテスト" width="660" height="350" /><br />
ロックウッドテスト(Rockwood&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者は肩関節の位置が動かないように気をつけながら、ゆっくりと前腕部を矢印の方向に動かし、肩関節を外旋させます。<br />
5. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストにより、患者さんが肩関節の不安定感（外れそうな嫌な感じ＝アプリヘンション）や疼痛を訴えた場合は陽性反応です。特に、「外れそうな不安感」が前方不安定症の重要な所見とされます（疼痛のみの場合は他の原因による偽陽性のこともあります）。</p>
<p>なお、外転角度を変えて（0°・45°・90°・120°など）行うことで、どの肢位で不安定感が出るかを確認でき、損傷部位の推測に役立つとされています。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>陽性反応が生じた場合は、脱臼グセ（反復性肩関節脱臼）や過去の脱臼、肩甲上腕靭帯・前方の関節包の損傷などが疑われます。肩関節の脱臼は前方（前下方）脱臼が最も多く、スポーツや転倒などで上肢が外転・外旋した際に起こりやすいとされています。</p>
<h3 class="news_headline2">どんな人に肩の前方不安定症・反復性脱臼が多いのか</h3>
<p>肩の前方不安定症や反復性脱臼は、一度肩を脱臼したことがある人、特に若い年代でスポーツ中に脱臼した人に多いとされています。最初の脱臼で関節唇や靭帯（前下方の安定機構）が損傷すると、その後、軽い外転・外旋動作でも繰り返し外れやすくなってしまうためです。野球の投球、テニス、ラグビーやコンタクトスポーツ、水泳など、腕を大きく振り上げる・ぶつかる動作の多いスポーツで起こりやすい傾向があります。</p>
<p>「バンザイをする」「投球動作をする」といった腕を上げてひねる動作で、肩が抜けそうな不安感が出る場合は、前方不安定症が隠れていることがあります。こうした症状がある場合は、自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ロックウッドテストのまとめ</h2>
<p>ロックウッドテストは、肩関節をいくつかの外転角度（0°〜90°など）で外旋方向にストレスをかけ、靭帯・関節包による前方の安定性を調べる徒手検査です。「外れそうな不安感」や疼痛が出れば陽性で、反復性脱臼や前方不安定症、前方の関節包・靭帯損傷が疑われます。確定診断には画像検査などが必要なため、肩が抜けそうな不安感や脱臼を繰り返す場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）とは｜肩関節の不安定性を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/load_shift_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Nov 2017 05:02:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[肩甲上腕関節]]></category>
		<category><![CDATA[不安定]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）は、『肩関節（肩甲上腕関節）』を構成している『肩甲骨』と『上腕骨』が安定しているかどうかを検査する整形外科的検査法です。テストの際には、肩甲骨を固 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）は、<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/"><strong>『肩関節（肩甲上腕関節）』</strong></a>を構成している<a href="https://balance-conditioning.net/scapula/">『肩甲骨』</a>と<a href="https://balance-conditioning.net/humerus/">『上腕骨』</a>が安定しているかどうかを検査する整形外科的検査法です。テストの際には、肩甲骨を固定した状態で上腕骨頭を関節窩に軽く押し込み（ロード）、前方・後方に滑らせる（シフト）ことで、上腕骨頭の安定性（移動量）を確認します。</p>
<p>このテストで陽性反応が出た場合、上腕骨頭と肩甲骨の関節窩の位置関係が不安定であると判断することができます。この場合、周囲の靭帯や関節包・関節唇に何かしらの問題（伸びている、緩んでいる、切れているなど）があり、関節を支える支持能力が低下していると考えられます。程度にもよりますが、不安定性が強い場合は、ほんの些細な動作で肩関節が外れて（脱臼して）しまうようになることもあります。</p>
<p>肩関節（肩甲上腕関節）は、もともと骨同士のはまりが浅く、可動域が大きい代わりに不安定になりやすい関節です。そのため、関節包・関節唇・靭帯といった軟部組織が安定性を担っており、ロード＆シフトテストはこれらの支持能力を間接的に評価するテストといえます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんに、測定する側の手の平を膝におかせ、なるべく肩に力が入らないように指示します。<br />
3. 検者は患者さんの患側の真横に立ち、一方の手で肩関節の少し上あたり（肩甲骨と鎖骨の部分）を挟むように固定し、もう一方の手で上腕骨の骨頭あたりを挟むように支持します。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/load_shift_2.jpg" alt="ロード＆シフトテスト" width="660" height="350" /><br />
ロード＆シフトテスト(Load &#038; Shift test)</p>
<p>4. 検者は肩関節（肩甲骨）が動かないようにしっかりと固定したまま、上腕骨頭を関節窩に軽く押し込み、ゆっくりと前方①に圧迫を加えて滑らせます。<br />
5. 続けて、ゆっくりと後方②にも圧迫を加えて滑らせます。<br />
6. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>前方①への動き、および後方②への動きのテストをそれぞれ実施し、上腕骨頭の移動距離（移動量）や、患者さんの様子などを記録しておきます。関節の動きを観察し、過度な移動（不安定感）や疼痛が認められた場合は陽性反応です。</p>
<p>評価の際は、必ず健側（症状のない側）と比較することが大切です。健常な人でも、ある程度の遊び（軽度の動き）はみられるため、左右差や移動量の大きさで総合的に判断します。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>移動量の評価では、上腕骨頭の前後の長さ（関節窩径）を基準にして、一般に前方①が25%以内、後方②が50%以内であれば正常範囲とみなされることがあります。これらの基準を大きく超えて上腕骨頭が移動し、関節窩を乗り越えるような場合には、不安定性が強い（真の陽性）と考えられます。移動量はグレード分類（関節窩内にとどまる軽度のものから、関節窩を乗り越えるもの、脱臼位で残るものまで）で評価されることもあります。</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節が不安定になるとどうなるのか</h3>
<p>肩関節の安定性が低下すると、腕を動かすたびに上腕骨頭が関節の中で過剰に動いてしまい、「肩が抜けそう」「ゴリッと引っかかる」といった不安感や違和感が生じやすくなります。これを放置すると、脱臼を繰り返す反復性脱臼に進んだり、関節唇や腱板など周囲の組織を二次的に傷めたりすることもあります。</p>
<p>肩の不安定性は、一度脱臼を経験した人や、生まれつき関節が緩い人（全身関節弛緩性のある人）、投球やスイミングなど腕を大きく動かすスポーツを行う人などにみられやすい傾向があります。肩が抜けそうな不安感や、脱臼を繰り返すような症状がある場合は、自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ロード＆シフトテストのまとめ</h2>
<p>ロード＆シフトテストは、肩甲骨を固定して上腕骨頭を関節窩に押し込み（ロード）、前後に滑らせて（シフト）、肩関節の安定性＝上腕骨頭の移動量を調べる徒手検査です。過度な移動や不安定感・疼痛があれば陽性で、靭帯・関節包・関節唇の支持能力の低下が疑われます。健側との比較が重要で、確定診断には画像検査などが必要なため、肩の不安定感や脱臼を繰り返す場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>アボットサンダーテスト（Abbott-Saunders test）とは｜上腕二頭筋長頭腱の脱臼・横上腕靭帯の断裂を調べる検査の方法と肩の骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/abbotsaunders_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 00:27:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭]]></category>
		<category><![CDATA[横靭帯]]></category>
		<category><![CDATA[横上腕靭帯]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 アボットサンダーテストは、横上腕靭帯（結節間溝を横方向に走る靭帯で、横靭帯ともいいます）の断裂や、上腕二頭筋長頭腱（じょうわんにとうきんちょうとうけん）の脱臼を調べるテストです。上腕二頭筋の長頭腱は、本来この横靭帯 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>アボットサンダーテストは、横上腕靭帯（結節間溝を横方向に走る靭帯で、横靭帯ともいいます）の断裂や、上腕二頭筋長頭腱（じょうわんにとうきんちょうとうけん）の脱臼を調べるテストです。上腕二頭筋の長頭腱は、本来この横靭帯によって結節間溝という溝の中に押さえ込まれていますが、横靭帯が傷むと腱が溝から外れて（脱臼・亜脱臼して）しまうことがあります。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、一方の手で患者さんの後方から、結節間溝と上腕二頭筋長頭腱を触診します。<br />
3. 検者はもう一方の手で患者さんの手首をつかみ、肩関節を約150°外転させ、矢印の方向（外旋方向）に最大限まで外旋させます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/abbot_saunders_test.jpg" alt="アボットサンダーテスト" width="660" height="350" /><br />
アボットサンダーテスト(Abbot saunder&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者はその外旋状態を保ったまま、患者さんの腕をゆっくりとベッドに向かって（下方へ）降ろしていきます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>外旋状態を保ったまま腕をゆっくり降ろしたときに、長頭腱が結節間溝から外れる（脱臼する）のを触診で確認できたり、クリック音（ゴリッ・コクッなど）がしたりした場合は陽性反応で、横上腕靭帯の断裂や、上腕二頭筋長頭腱の脱臼が疑われます。</p>
<p>なお、上腕二頭筋長頭腱の検査は単独では精度（感度）が高くないため、スピードテストやヤーガソンテストといった他の長頭腱のテストと組み合わせて、総合的に判断するのが一般的です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>上腕二頭筋の長頭腱は、大結節（だいけっせつ）と小結節（しょうけっせつ）との間にある溝（結節間溝）を通り抜け、肩甲骨の関節上結節に付着しています。それを覆うように横靭帯（横上腕靭帯）が存在し、腱が溝から飛び出さないように押さえています。もし、この横靭帯に何らかの問題（断裂など）が生じると、上腕二頭筋の長頭腱が結節間溝から脱臼してしまうことがあります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/jyouwannitoukin_2-300x228.jpg" alt="上腕二頭筋と結節間溝・長頭腱" width="300" height="228" /></p>
<h3 class="news_headline2">上腕二頭筋長頭腱はなぜ傷みやすいのか</h3>
<p>上腕二頭筋の長頭腱は、肩の構造上、傷みやすい腱として知られています。理由は、この腱が結節間溝という細い骨の溝の中を「滑車」のように向きを変えて走っているためです。腕を上げ下げするたびに、腱は溝の中で繰り返し擦れ、強い摩擦ストレスを受けます。そのため、加齢による腱の変性や、野球・テニス・水泳など腕を大きく振るスポーツの使いすぎによって、腱や横靭帯が傷みやすくなります。</p>
<p>横靭帯が緩んだり切れたりすると、腕をひねる動作のたびに長頭腱が溝から外れたり戻ったりして、「ゴリッ」という引っかかりや、肩の前面の痛みを生じます（上腕二頭筋長頭腱の不安定症）。また、長頭腱そのものに炎症が起こる「上腕二頭筋長頭腱炎」は、肩の前面の痛みのよくある原因の一つで、腱板損傷や肩峰下インピンジメントなどと合併していることもあります。肩の前面の痛みや、ひねったときの引っかかり感が続く場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">アボットサンダーテストのまとめ</h2>
<p>アボットサンダーテストは、肩を外転・最大外旋させた状態から腕を下ろし、上腕二頭筋長頭腱が結節間溝から外れる感触やクリック音から、横上腕靭帯の断裂・長頭腱の脱臼を調べる徒手検査です。脱臼の触知やクリック音があれば陽性となります。長頭腱は溝の中で擦れて傷みやすく、横靭帯が傷むと脱臼しやすくなります。単独では精度が高くないため他の検査と組み合わせ、肩の前面の痛みが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版「肩関節の評価」<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>再発注意！ひざの皿がはずれる膝蓋骨脱臼とは｜膝関節周囲で起こる様々なトラブル⑷｜原因・検査・予防と手術を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/patellar_dislocation/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Jan 2017 05:43:07 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[膝関節の症状]]></category>
		<category><![CDATA[骨や関節のトラブルとその原因]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[膝蓋骨]]></category>
		<category><![CDATA[骨]]></category>
		<category><![CDATA[内側広筋]]></category>
		<category><![CDATA[膝関節]]></category>
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					<description><![CDATA[膝関節の前面にある扁平な種子骨を、一般に『膝のお皿』と呼ぶことが多いのですが、正式名称は『膝蓋骨（しつがいこつ）』といいます。膝蓋骨は人体の中では最大の種子骨で、主に膝の前面を保護する役割を果たしています。 大腿部の大き [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>膝関節の前面にある扁平な種子骨を、一般に『膝のお皿』と呼ぶことが多いのですが、正式名称は『膝蓋骨（しつがいこつ）』といいます。膝蓋骨は人体の中では最大の種子骨で、主に膝の前面を保護する役割を果たしています。</p>
<p>大腿部の大きな長管骨を『大腿骨』といいますが、その先端部正面には溝状に凹んだ箇所があり、膝蓋骨は通常そこにはまるように位置しています。</p>
<p>膝蓋骨は、大腿四頭筋腱に付着し、膝蓋靭帯を介して脛骨粗面に付着します。そのため、大腿前面の筋肉である大腿四頭筋（大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋の総称）が収縮すると、膝蓋骨を通じて膝蓋腱が引っ張られるので、結果的に膝関節を伸展させることができるのです。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/patella-1.png" alt="膝関節の構造" width="650" height="400" /><br />
膝関節の構造</p>
<p>膝関節を曲げ伸ばしする際はもちろん、歩いたり走ったりする際には、常に膝蓋骨に大きな負荷がかかります。しかし、膝蓋骨の裏側には膝蓋軟骨（しつがいなんこつ）と呼ばれる軟骨組織があるので、この存在のおかげで、膝蓋骨が大腿骨の膝蓋面を滑るように動くことができるのです。</p>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼とは</h3>
<p>『膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）』とは、膝に何らかの外力が加わることで、膝蓋骨の位置が定位置から大きく逸脱（いつだつ）した状態をいいます。例えば、膝の皿を強く打ち付けたときや、脛骨に捻じれるような負荷が加わったときなどに、膝蓋骨が大腿骨の溝部分を乗り越えてしまい、膝蓋骨が『脱臼（だっきゅう）』してしまうのです。溝部分を乗り越えることなく、正常な位置からずれた状態なら、膝蓋骨の『亜脱臼（あだっきゅう）』といいます。</p>
<p>膝蓋骨脱臼は、ほとんどの場合、外側に脱臼することが多く、脱臼すると膝関節が痛んだり、腫れあがったりします。膝蓋骨脱臼は、先天的に大腿骨の溝が浅い方や、生まれつき膝蓋骨が小さい方、膝蓋骨に変形がある方が発症しやすいという傾向があります。また、女の子座り（トンビ座り）を幼い頃から多用し、大腿骨と脛骨のラインに狂い（X脚）が生じているなど、後天的な理由でも膝蓋骨脱臼の原因になることがあります。</p>
<p>脱臼は一度なると、よく『くせになる』といいますが、膝蓋骨脱臼も例外ではありません。実に、発症した患者さんの20〜50%が再発を経験しており、膝蓋骨脱臼を繰り返すうちに、最初の頃に比べて痛みを感じたり腫れたりすることは少なくなりますが、常に膝蓋骨の不安定さを感じるようになります。また、膝蓋骨脱臼の再発は、基本的に大腿部の筋力が著しく低下している若い女性に多くみられるので、日頃から大腿前面の筋肉を鍛えておく必要があります。</p>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼の可能性を調べる方法</h3>
<p>『膝蓋骨アプリヘンションテスト』と呼ばれる、『膝蓋骨が（外方へ）脱臼しやすいかどうか』を簡易的に調べる方法があります。テスト方法はそれほど難しいものではないのですが、実施の際は必ず、医師や柔道整復師、トレーナーなど、専門的な知識をもっている方にやってもらってください。</p>
<p><strong>アプリヘンションテストの方法</strong></p>
<ol>
<li>検査する膝関節を30°くらいに屈曲させ、患者さんには、なるべく太ももの前面に力が入らないようにリラックスしてもらいます。</li>
<li>リラックスしていることが確認できたら、検者は膝蓋骨をゆっくりと外側へ向かって押していきます。</li>
<li>陽性の場合、患者さんは膝蓋骨が脱臼してしまう恐怖感（不安感）を感じるとともに、それから逃れるかのように太ももを緊張させてしまいます（正常な場合は、このテストで患者さんが恐怖を感じることはありません）。</li>
</ol>
<h3 class="news_headline2">膝蓋骨脱臼を予防する方法</h3>
<p>膝蓋骨脱臼を予防するためには、大腿部の筋肉を鍛えるのがとても有効です。膝蓋骨脱臼のほとんどは、膝蓋骨が外方に向かって外れることから、膝蓋骨が外方にずれないように、大腿部の内側部分（特に内側広筋）を鍛えることが大切になります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/838c83b83o83g83n83x83e839383v8387839382q-300x225.jpg" alt="レッグエクステンション" width="300" height="225" /><br />
レッグエクステンション</p>
<p>大腿前面の筋肉を鍛える種目に『<a href="http://training-navi.net/machinetraining12.html" target="_blank" rel="noopener">レッグエクステンション</a>』と呼ばれるエクササイズがあります。単なる膝の曲げ伸ばし動作を繰り返すのではなく、運動の中盤から後半にかけての動きの中で、股関節の外旋（つま先を外に開く）動作を取り入れることで、大腿部の内側部分（内側広筋）を効率よく鍛えることができます。</p>
<p>こうした予防策を講じていても、やはり脱臼することはあります。その場合、上記の方法に加えて、運動用のプロテクター（サポーター）で物理的に膝蓋骨を支えたり、脱臼しないような動きを学習したりする必要があります。脱臼直後はプロテクターを常用し、症状が落ち着いてきても、再脱臼を予防するために、スポーツなどの機会には着用した方がよいかもしれません。</p>
<p>再発を繰り返して、日常生活でも膝に違和感や不快感を感じる状態が続くようであれば、手術による治療が必要になることもあります。ご相談は、最寄りの医療機関（整形外科）にお問い合わせください。手術では、膝蓋骨が外側に外れないように内側に引っぱる役割を果たす『内側膝蓋大腿靭帯（ないそくしつがいだいたいじんたい／MPFL）』を作り直す再建手術を行うことが多く、患者さんの症状や膝の状態に合わせて適切に行われた場合には、膝蓋骨の安定性が期待できます。</p>
<p>手術をした場合、多少の個人差はありますが、リハビリなどを行いながら、術後しばらくで退院できるようになります。ただし、スポーツを再開するには、歩行のためのリハビリだけでなく筋力の向上が必要になるため、早くても数ヶ月、場合によっては半年以上のリハビリが必要になることもあります。</p>
<h3 class="news_headline2">初めて脱臼したときの対応と「やってはいけないこと」</h3>
<p>膝蓋骨が初めて外れてしまったとき、どう対応するかが、その後の再発を防ぐうえでとても重要です。まず大切なのは、慌てて自分で無理に戻そうとしないことです。膝蓋骨脱臼は、膝を伸ばすと自然に元の位置に戻る(整復される)ことも多いのですが、外れた際に軟骨や内側の靭帯(MPFL)が傷ついていることがあり、無理な力を加えると損傷を広げてしまう恐れがあります。</p>
<p>初回脱臼の後は、たとえ皿が元に戻って痛みが引いてきても、「治った」と自己判断せず、必ず整形外科を受診してください。膝蓋骨脱臼では、軟骨のかけら(骨軟骨骨折)が関節内に剥がれ落ちていることがあり、これを見逃すと、後々膝の引っかかりや変形性関節症の原因になることがあります。レントゲンやMRIで膝の状態を確認してもらうことが大切です。</p>
<p>そして、急性期を過ぎたら、再発予防が次のテーマになります。前述の内側広筋を中心とした筋力強化に加え、ジャンプや着地、方向転換の際に膝が内側に入らない(ニーイン)ような身体の使い方を身につけることが、脱臼のクセを断ち切る助けになります。膝の不安定感が続く、何度も外れる、といった場合は、自己流で抱え込まず、専門医に相談して、手術も含めた選択肢を検討しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>膝蓋骨脱臼は、膝のお皿(膝蓋骨)が主に外側へ外れる外傷で、大腿骨の溝が浅い人やX脚の人に多く、20〜50%と再発率が高いのが特徴です。脱臼しやすさはアプリヘンションテストで調べられ、予防には内側広筋を中心とした大腿前面の筋力強化が有効です。初回脱臼後は自己判断せず受診し、軟骨損傷の有無を確認することが大切で、再発を繰り返す場合はMPFL再建術などの手術も検討されます。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「膝蓋骨脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>癖になる？肩関節脱臼を繰り返さないためにも積極的な筋トレを！｜原因・反復性脱臼の予防を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/dislocation/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Jan 2017 05:18:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[骨や関節のトラブルとその原因]]></category>
		<category><![CDATA[肩部・肩関節の症状]]></category>
		<category><![CDATA[インナーマッスル]]></category>
		<category><![CDATA[亜脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[完全脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[癖]]></category>
		<category><![CDATA[繰り返さない]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
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					<description><![CDATA[トレーニング中に肩を痛めてしまったり、歩いていて転んだ拍子に肩関節を痛めてしまったりすることが、しばしばあります。肩関節は非常に可動域が広い関節なのですが、ほんの些細なことで痛めやすい関節でもあります。 肩関節の周辺には [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>トレーニング中に肩を痛めてしまったり、歩いていて転んだ拍子に肩関節を痛めてしまったりすることが、しばしばあります。肩関節は非常に可動域が広い関節なのですが、ほんの些細なことで痛めやすい関節でもあります。</p>
<p>肩関節の周辺には非常にたくさんの靭帯があり、そして、これらをフォローするかのようにローテーターカフ（<a href="http://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener">肩甲下筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘上筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>の総称）が働いてくれているお陰で、肩関節の安定性が保たれています。</p>
<p>しかし、一度でも肩を痛めてしまうと、これをきっかけに肩関節が外れやすくなってしまうことがあります。このように関節が外れることを『脱臼（だっきゅう）』といいます。脱臼してしまうと、関節周辺の関節包や靭帯のみならず、筋肉や筋膜なども損傷してしまいます。これにより激しい痛みや腫れが生じ、その後も、ちょっとした拍子で関節が脱臼しやすくなることがあります。脱臼しやすい関節は肩関節ですが、その他にも、肘・指・股関節など、身体をよく動かす部分で脱臼は多くみられます。</p>
<h3 class="news_headline2">完全脱臼と亜脱臼の違い</h3>
<p>関節が完全に外れてしまった状態を『完全脱臼（かんぜんだっきゅう）』といい、外れないまでも関節の位置がずれてしまった状態を『亜脱臼（あだっきゅう）』といいます。亜脱臼は完全に外れているわけではないので、完全脱臼に比べたら症状は比較的軽度ですが、それでも関節周辺に痛みと腫れを伴います。</p>
<p>一方、完全脱臼は、関節が完全に外れているので、亜脱臼とは比べものにならないほどの痛みがあり、関節を動かすことすらできず、関節包や靭帯の損傷度合いも亜脱臼に比べると重症です。特に、若いうちに初めて脱臼した方は、その後、再び脱臼を繰り返しやすい（反復性脱臼になりやすい）ことが知られており、繰り返す場合には、外科的な手術が検討されます。</p>
<p>亜脱臼になった方でも、リハビリもせず放置し続けると、脱臼を繰り返すようになる危険性があるので、日頃から気をつける必要があります。脱臼が癖になってしまった場合（反復性肩関節脱臼）は、保存療法では安定しにくく、手術が必要になることが多くなります。</p>
<h3 class="news_headline2">脱臼のメカニズム</h3>
<p>もし脱臼が癖になってしまったら後々面倒なことになるので、そうならないように、予防策・改善策を立てておくことが必要です。予防策を立てる前に、まず、脱臼のメカニズムを知ることが大切です。</p>
<p>肩関節は、数ある関節の中でも非常に多方向に動かせる関節として知られています。屈曲や伸展、内転や外転、内旋や外旋、また、肩をグルグル回す描円運動（びょうえんうんどう）などの動きが可能です。</p>
<p><span style="color: #ff0000;"><a style="color: #ff0000;" href="http://bone-guide.net/range_of_motion_1/"><strong>参考ページ：関節の動きと可動域（肩関節編）</strong></a></span></p>
<p>同じ構造を持つ股関節でさえ、ここまで大きく動かすことはできません。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/kyuu_kansetu_2.jpg" alt="球関節" width="250" height="250" /><br />
球関節</p>
<p>なぜ肩関節がこれほど多方向に動かせるかというと、肩関節が『ボールとソケット構造』を持つ球関節（きゅうかんせつ）だからです。肩甲骨の関節窩がソケット、上腕骨の骨頭がボールに相当し、球関節構造を作り出しているのです。股関節も肩関節と同じ球関節なのですが、それぞれ、受け皿にあたる部分の深さに大きな違いがあります。</p>
<p>股関節は受け皿が深いのですが、肩関節はかなり浅い作りになっているため、股関節に比べて制限が少なく、様々な方向へ動かすことが可能になっています。しかし、受け皿が浅いことで関節が外れやすい、という側面もあり、これが肩関節が脱臼しやすい原因の一つになっているのです。</p>
<p>また、肩関節には関節唇（かんせつしん）と呼ばれる軟骨のふちがあり、これが受け皿を深く補い、上腕骨の骨頭が外れないように支えています。さらに、肩関節の周辺にはたくさんの靭帯や筋肉があり、それらが働くことで肩関節の安定が保たれているのです。</p>
<p>脱臼が癖になって外れやすくなるのは、受け皿を縁取っていた関節唇がはがれたり（バンカート損傷）、靭帯が伸びたり切れたりしてしまっているためです。こうなると関節が外れやすい状態になり、いわゆる「癖になった」状態に陥り、手術を余儀なくされることもあります。できれば、このような状態になる前に、何らかの手立てをうつことが大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">深部筋肉を鍛えよう</h3>
<p>そのためには、肩の深部筋、俗にいうインナーマッスルを鍛えることがとても大切になります。深部筋に対し、表層筋（アウターマッスル）という筋肉がありますが、関節の安定性を高めるという意味では、表層筋を鍛えるよりも、深層筋を鍛えることのほうが重要です。深層筋（インナーマッスル）を鍛えることで、肩関節の安定につながり、再発の可能性を少なくすることが期待できるからです。</p>
<p>肩関節のインナーマッスルは、総称して『ローテーターカフ』とも呼ばれ、<a href="http://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener">肩甲下筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘上筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>などがそれにあたります。肩関節脱臼は『前方脱臼』が約9割と多いことから、これを防ぐためにも、前方への動きを抑制する<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>・<a href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>を鍛える必要があります。棘下筋・小円筋を鍛える代表的なエクササイズは<a href="http://training-navi.net/freeweighttraining19.html" target="_blank" rel="noopener">エクスターナルローテーション</a>です。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/83g83n83x835e815b83i838b82r-300x225-280x210.jpg" alt="エクスターナルローテーション ファーストポジション" width="280" height="210" /><br />
（写真1）ファーストポジション</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/83g83n83x835e815b83i838b82s-300x225-280x210.jpg" alt="エクスターナルローテーション セカンドポジション" width="280" height="210" /><br />
（写真2）セカンドポジション</p>
<p>肩のインナーマッスルを鍛えるためには、当然、負荷をかける必要があります。このとき、ダンベルを使用してもよいのですが、どちらかというと『チューブトレーニング』のほうがおすすめです。肩関節をなるべく大きく動かさないようにし、棘下筋・小円筋の力だけで外側に引っ張る、という動作を意識して行います。</p>
<p>棘下筋・小円筋の筋力が増せば、肩が前方にずれるのを防いでくれるようになります。ついつい他の筋肉の力を使って動作を行ってしまいがちですが、それでは効果が薄れるので、あくまでも棘下筋・小円筋の力だけを使ってエクササイズを行うようにしてください。もちろん、無理にやるとかえって痛めてしまうことがあるので、注意が必要です。エクスターナルローテーションは、慣れないとフォームがとても難しいので、最初はトレーナーなどの専門家にレクチャーを受けることをおすすめします。また、肩の可動域を保ち、外れて間もない時期に起こりがちな筋肉の緊張をほぐしていくことも、併せて行うことが大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">脱臼してしまったときの正しい対応と受診の目安</h3>
<p>肩を脱臼してしまったとき、あるいは「外れたかもしれない」というときの初期対応を間違えると、かえって状態を悪化させてしまうことがあります。だからこそ、正しい対応を知っておくことが大切です。</p>
<p>まず最も重要なのは、自分や周りの人が、無理に関節を元に戻そう(整復しよう)としないことです。脱臼の際には、骨折を伴っていたり、神経や血管を巻き込んでいたりすることがあり、素人が無理に動かすと、これらを傷つけて重い後遺症を残す危険があります。脱臼が疑われるときは、痛みの少ない楽な位置で腕を支え(三角巾やタオルで固定し)、できるだけ動かさないようにして、すぐに整形外科や救急を受診してください。冷やすことで痛みや腫れを和らげることもできます。</p>
<p>また、脱臼が整復された後も、自己判断で「治った」と思い込まないことが大切です。特に若い方の初回脱臼は反復性に移行しやすいため、医師の指示に従って一定期間しっかり固定し、その後、ローテーターカフを中心としたリハビリ・筋力トレーニングを段階的に行うことが、再発予防につながります。腕や手のしびれ・力が入らない・冷たく感じるといった症状を伴う場合は、神経や血管の問題が疑われるため、すぐに受診してください。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>肩関節は可動域が広い反面、受け皿が浅く外れやすい関節で、一度脱臼すると、関節唇(バンカート損傷)や靭帯が傷ついて脱臼が癖になりやすくなります。脱臼の約9割は前方脱臼のため、棘下筋・小円筋などローテーターカフを鍛えることが再発予防に有効です。脱臼したときは無理に戻そうとせず、固定して早めに整形外科を受診し、その後のリハビリを正しく行うことが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「外傷性肩関節脱臼・反復性肩関節脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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