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	<title>SLR &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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	<item>
		<title>ミルグラムテスト（Milgram&#8217;s test）とは｜腰椎椎間板ヘルニアを調べる自動検査の方法と髄腔内圧・骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/milgrams_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Nov 2017 18:07:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[椎間板ヘルニア]]></category>
		<category><![CDATA[SLR]]></category>
		<category><![CDATA[腰椎]]></category>
		<category><![CDATA[脊髄]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 椎間板ヘルニアの検査には、下記のように何種類かのテストがあります。 下肢挙上テスト（Straight leg raise） 変形下肢挙上テスト Ⅰ（シカール徴候） 変形下肢挙上テスト Ⅱ（ブラガード徴候） 変形下肢 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>椎間板ヘルニアの検査には、下記のように何種類かのテストがあります。</p>
<ol>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test/">下肢挙上テスト（Straight leg raise）</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_1/">変形下肢挙上テスト Ⅰ（シカール徴候）</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_2/">変形下肢挙上テスト Ⅱ（ブラガード徴候）</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_3/">変形下肢挙上テスト Ⅲ（ボンネー徴候）</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_4/">変形下肢挙上テスト Ⅳ</a></li>
</ol>
<p>これらのテストは、術者が患者さんの足を持ち上げるなどして検査する方法で、検査は他動的（他人＝術者の力を利用して行うという意味）に行われます。これに対し、ミルグラムテストは患者さん自らの意思で行う自動的なテストになります。</p>
<p>両膝を伸ばしたまま、両足をベッドから少し（約5cmほど）持ち上げ、可能な限りこの姿勢を保つように指示します。この姿勢を維持できなかったり、テストの早い段階で疼痛が起きてしまった場合は陽性反応で、<a href="https://balance-conditioning.net/herunia/"><strong>『腰椎椎間板ヘルニア』</strong></a>などにより髄膜（神経を包む膜）に圧がかかっている状態が疑われます。実際、腰椎椎間板ヘルニアの患者さんの場合は、痛みのためにこのテストを行うのが困難なことが多いようです。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんに、両膝を伸ばしたまま、両足を揃えて踵を床から15〜20cmの高さまで持ち上げ、その姿勢を保つように指示します。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/milgrams_test_2.jpg" alt="ミルグラムテスト" width="660" height="350" /><br />
ミルグラムテスト(Milgram&#8217;s test)</p>
<p>なお、この両脚を挙げて保持する姿勢では、腸腰筋や前腹壁の筋肉（腹筋群）が緊張し、腹腔内圧、ひいては髄腔内圧（脊髄を包むくも膜下腔の圧）が高まります。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストで、患者さんが脚を5〜7.5cm程度しか持ち上げられない、あるいは30秒以上、腰痛を引き起こさずに姿勢を保持するのが不可能であれば、陽性反応とみなされます。陽性の場合、腰椎椎間板ヘルニアなどが疑われます。</p>
<p>逆に、痛みなく30秒間保持できる場合は、髄膜の内側（硬膜内）の病変は比較的考えにくい、と判断する材料になります。ただし、これはあくまで補助的な検査であり、確定診断にはMRIなどの画像検査が必要です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>ミルグラムテストは、腹直筋などの腹筋の筋力が正常に機能しているかどうかを調べるときに使われることもある検査です。腹筋によるサポート力が低下していたり、股関節を曲げる筋肉である大腿直筋・腸腰筋が硬い方だと、ヘルニアがなくてもこのテストの実施（姿勢の保持）が困難になることがあります。そのため、陽性だからといってすぐにヘルニアと決めつけず、他の所見と合わせて総合的に判断する必要があります。</p>
<h3 class="news_headline2">SLRなど他のテストとの違い・組み合わせ方</h3>
<p>ミルグラムテストの大きな特徴は、術者が脚を動かす他動的なSLRテストなどと違い、患者さん自身が両脚を挙げて保持する「自動的」な検査である点です。両脚を挙げることで腹圧・髄腔内圧が高まり、髄膜やその周囲に病的な圧がかかっている場合に症状が誘発されます。</p>
<p>一方、SLRテストは脚を他動的に挙げて坐骨神経・神経根を引き伸ばし、神経根の圧迫（坐骨神経痛）を調べるものです。このように、それぞれのテストは「みている仕組み」が異なるため、複数のテストを組み合わせることで、腰や脚の痛みの原因をより正確に絞り込むことができます。なお、これらの徒手検査はあくまで原因を推測するための補助的なものなので、腰や脚の痛み・しびれが続く場合は、自己判断せず整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ミルグラムテストのまとめ</h2>
<p>ミルグラムテストは、あおむけで両脚を伸ばしたまま挙げて保持し、髄腔内圧の上昇から腰椎椎間板ヘルニアなどを調べる「自動的」な徒手検査です。30秒保持できない、または早い段階で腰痛・下肢痛が出れば陽性で、髄膜に圧がかかる病変が疑われます。腹筋力や股関節の柔軟性にも影響されるため、SLRなど他の検査と組み合わせて判断します。確定診断には画像検査が必要なので、症状が続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>変形下肢挙上テストⅢ（ボンネー徴候）とは｜梨状筋症候群による坐骨神経痛を見分ける検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/slr-test_2_3/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 01 Oct 2017 01:01:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[股関節]]></category>
		<category><![CDATA[坐骨神経痛]]></category>
		<category><![CDATA[SLR]]></category>
		<category><![CDATA[ハムストリング]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 下肢挙上テスト（SLR）で陽性反応が出た場合、その痛みが神経根の刺激によるものか、あるいは下肢（末梢）の神経の刺激によるものかを判別する必要があります。そのため、変形下肢挙上テストⅠ〜Ⅳを用いて、どの部位が原因にな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test/">下肢挙上テスト（SLR）</a>で陽性反応が出た場合、その痛みが神経根の刺激によるものか、あるいは下肢（末梢）の神経の刺激によるものかを判別する必要があります。そのため、変形下肢挙上テストⅠ〜Ⅳを用いて、どの部位が原因になっているのかを詳しく調べます。</p>
<ol>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_1/">変形下肢挙上テスト Ⅰ(シカール徴候)</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_2/">変形下肢挙上テスト Ⅱ(ブラガード徴候)</a></li>
<li>変形下肢挙上テスト Ⅲ(ボンネー徴候)</li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_4/">変形下肢挙上テスト Ⅳ</a></li>
</ol>
<p>このボンネー徴候（変形下肢挙上テストⅢ）は、股関節を内転・内旋させて梨状筋（りじょうきん）を緊張させることで、坐骨神経痛が梨状筋による絞扼（梨状筋症候群）によるものかどうかを調べる誘発テストです。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの踵を包み込むように持ちます。<br />
3. <a href="https://balance-conditioning.net/knee_joint/">膝関節</a>を伸展させたまま、徐々に<a href="https://balance-conditioning.net/hip_joint/">股関節</a>を屈曲させていきます（脚をまっすぐ挙げていきます）。<br />
4. 患者さんが痛みを訴えたところで、下肢の挙上動作を停止します。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/slr-test_2_3.jpg" alt="変形下肢挙上テスト Ⅲ(ボンネー徴候)" width="660" height="350" /><br />
変形下肢挙上テスト Ⅲ(ボンネー徴候)</p>
<p>5. 痛みを感じたところから、5°だけ下肢を下げます。<br />
6. その位置から、検者は患者さんの様子をみながら、さらに股関節を内転・内旋（内側に寄せて内側に捻る）させます。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<ul>
<li>股関節を内転・内旋させたときに、痛みやしびれが誘発・増強した場合は陽性で、その症状は神経根の刺激によるものではなく、下肢（末梢）での神経の刺激、特に梨状筋による坐骨神経の絞扼によるものと疑うことができます。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<ul>
<li>変形SLR Ⅲ（ボンネー徴候）では、股関節を内転・内旋させることで梨状筋を引き伸ばして緊張させ、神経症状に変化が出るかどうかをみます。梨状筋は股関節を内転・内旋させると伸ばされて硬くなり、その下を通る坐骨神経への圧迫が強まります。そのため、この肢位で坐骨神経痛が誘発・増強するなら、<a href="https://muscle-guide.info/piriformis.html" target="_blank" rel="noopener">梨状筋</a>の緊張（拘縮）による坐骨神経痛（梨状筋症候群）が疑われます。なお、ハムストリング（<a href="https://muscle-guide.info/semitendinosus.html" target="_blank" rel="noopener">半腱様筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/semimembranosus.html" target="_blank" rel="noopener">半膜様筋</a>など）の関与を調べたい場合は、挙上した下肢を少し下げてハムストリングをゆるめ、症状が消えるかどうかをみる方法もあります。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">なぜ「内転・内旋」で梨状筋症候群がわかるのか</h3>
<p>梨状筋は、お尻の深いところにある股関節の外旋筋で、骨盤の仙骨から太ももの骨（大腿骨の大転子）へと走っています。そして坐骨神経は、多くの場合この梨状筋のすぐ下を通って下肢へ向かうため、梨状筋が硬くなると坐骨神経が圧迫され、坐骨神経痛（梨状筋症候群）を起こします。</p>
<p>ポイントは、梨状筋は「股関節を外旋させるとゆるみ、内転・内旋させると引き伸ばされて緊張する」という性質です。ボンネー徴候は、この性質を利用して、あえて梨状筋を伸ばす方向（内転・内旋）にストレスをかけ、坐骨神経への圧迫を強めて症状が出るかをみる「誘発テスト」です。逆に、外旋させて梨状筋をゆるめると症状が和らぐかをみるのが変形SLRⅣで、両者は対になっています。</p>
<p>ただし、梨状筋症候群は腰椎椎間板ヘルニアなどの根性坐骨神経痛と症状が似ており、SLRが両方で陽性になるなど鑑別が難しく、確立した単独の確定検査もありません。そのため、複数の誘発テストや画像検査で他の疾患を除外しながら総合的に判断します。お尻から脚にかけての痛みやしびれが続く場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">変形下肢挙上テストⅢ（ボンネー徴候）のまとめ</h2>
<p>ボンネー徴候（変形下肢挙上テストⅢ）は、SLR陽性時に股関節を内転・内旋させて梨状筋を緊張させ、坐骨神経痛が梨状筋症候群によるものかを見分ける誘発検査です。この肢位で症状が誘発・増強すれば、梨状筋による坐骨神経の絞扼が疑われます。外旋で症状をみる変形SLRⅣと対になります。ヘルニアなどとの鑑別は難しく単独では確定できないため、症状が続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「坐骨神経痛」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>変形下肢挙上テストⅡ（ブラガード徴候）とは｜足関節背屈で坐骨神経痛を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/slr-test_2_2/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 01:31:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[ヘルニア]]></category>
		<category><![CDATA[坐骨神経痛]]></category>
		<category><![CDATA[SLR]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 下肢挙上テスト（SLR）で陽性反応が出た場合、その痛みが神経（坐骨神経・神経根）の機械的な刺激によるものか、あるいは筋肉などその他の要因によるものかを、さらに詳しく確かめる必要があります。そのため、変形下肢挙上テス [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test/">下肢挙上テスト（SLR）</a>で陽性反応が出た場合、その痛みが神経（坐骨神経・神経根）の機械的な刺激によるものか、あるいは筋肉などその他の要因によるものかを、さらに詳しく確かめる必要があります。そのため、変形下肢挙上テストⅠ〜Ⅳを用いて、どの部位が原因になっているのかを詳しく調べます。</p>
<ol>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_1/">変形下肢挙上テスト Ⅰ(シカール徴候)</a></li>
<li>変形下肢挙上テスト Ⅱ(ブラガード徴候)</li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_3/">変形下肢挙上テスト Ⅲ(ボンネー徴候)</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_4/">変形下肢挙上テスト Ⅳ</a></li>
</ol>
<p>このブラガード徴候（変形下肢挙上テストⅡ）は、足関節を背屈させて坐骨神経をさらに伸張させることで、坐骨神経痛が坐骨神経・神経根の機械的な刺激によるものかどうかを確かめる、SLRの補強テストです。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの踵を包み込むように持ちます。<br />
3. <a href="https://balance-conditioning.net/knee_joint/">膝関節</a>を伸展させたまま、徐々に<a href="https://balance-conditioning.net/hip_joint/">股関節</a>を屈曲させていきます（脚をまっすぐ挙げていきます）。<br />
4. 患者さんが痛みを訴えたところで、下肢の挙上動作を停止します。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/seikeigeka_2_2.jpg" alt="変形下肢挙上テスト Ⅱ(ブラガード徴候)" width="660" height="350" /><br />
変形下肢挙上テスト Ⅱ(ブラガード徴候)</p>
<p>5. 痛みを感じたところから、5°だけ下肢を下げます（いったん痛みが軽くなる位置に戻します）。<br />
6. その位置から、検者は患者さんの足関節を背屈（つま先を膝の方へ向ける）させます。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<ul>
<li>足関節を背屈させたときに、坐骨神経の経路に沿った痛みやしびれ（坐骨神経痛）が再び誘発・増強した場合は陽性です。この場合、その痛みは筋肉などによるものではなく、坐骨神経・神経根の機械的な刺激によるものと考えられます。SLRに加えてこのブラガード徴候も陽性であれば、腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経根性の坐骨神経痛（根性坐骨神経痛）の可能性がより高まります。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<ul>
<li>ブラガード徴候では、いったん痛みが軽くなる位置まで下肢を下げてから足関節を背屈させます。足関節を背屈させると、坐骨神経（その続きである脛骨神経）がさらに引き伸ばされるため、神経根が圧迫されている場合には、再び坐骨神経痛が誘発されます。これにより、痛みが坐骨神経・神経根の伸張によるものであることを確認できます。なお、下肢を下げて<a href="https://muscle-guide.info/hamstring.html">ハムストリング</a>がゆるんだ時点で痛みが完全に消え、足関節を背屈させても再現されない場合は、神経そのものよりハムストリングの硬さ（拘縮）が関与している可能性も考えられます。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">なぜ足関節を背屈させると坐骨神経痛がわかるのか</h3>
<p>坐骨神経は、腰やお尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先までつながる、ヒトで最も太く長い末梢神経です。SLRテストで脚を挙げると、この坐骨神経が全体的に引き伸ばされ、神経根が圧迫されている（椎間板ヘルニアなど）と、引っ張られた刺激で坐骨神経痛が誘発されます。</p>
<p>ブラガード徴候は、ここにさらに「足関節の背屈」という伸張を追加するのがポイントです。足首を背屈させると、坐骨神経の末端側（脛骨神経）が引っ張られ、坐骨神経全体の張力がさらに高まります。そのため、神経が原因の痛みであれば足関節背屈で症状が再現・増強し、逆に筋肉の張りなどが原因なら足関節背屈では変化しにくい、という違いが出ます。これを利用して、痛みが「神経由来かどうか」をより確実に見分けられるのです。実際、SLR陽性に加えてブラガード徴候も陽性だと、椎間板ヘルニアなどの神経根症である可能性が高いとされています。</p>
<p>ただし、これらの徒手検査はあくまで補助的なもので、確定診断にはMRIなどの画像検査が必要です。お尻から脚にかけての痛みやしびれが続く場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">変形下肢挙上テストⅡ（ブラガード徴候）のまとめ</h2>
<p>ブラガード徴候（変形下肢挙上テストⅡ）は、SLR陽性時に足関節を背屈させて坐骨神経をさらに伸張し、坐骨神経痛が神経（坐骨神経・神経根）の機械的刺激によるものかを確かめる補強検査です。足関節背屈で坐骨神経痛が再現すれば陽性で、SLRと合わせて陽性なら椎間板ヘルニアなどの神経根性坐骨神経痛が示唆されます。確定診断には画像検査が必要なため、痛みやしびれが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>変形下肢挙上テストⅠ（シカール徴候）とは｜母趾の背屈で坐骨神経痛を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/slr-test_2_1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 01:29:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[坐骨神経痛]]></category>
		<category><![CDATA[ハムストリングス]]></category>
		<category><![CDATA[SLR]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://balance-conditioning.net/?p=2702</guid>

					<description><![CDATA[目的 下肢挙上テスト（SLR）で陽性反応が出た場合、その痛みが神経（坐骨神経・神経根）の機械的な刺激によるものか、あるいは筋肉などその他の要因によるものかを、さらに詳しく確かめる必要があります。そのため、変形下肢挙上テス [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test/">下肢挙上テスト（SLR）</a>で陽性反応が出た場合、その痛みが神経（坐骨神経・神経根）の機械的な刺激によるものか、あるいは筋肉などその他の要因によるものかを、さらに詳しく確かめる必要があります。そのため、変形下肢挙上テストⅠ〜Ⅳを用いて、どの部位が原因になっているのかを詳しく調べます。</p>
<ol>
<li>変形下肢挙上テスト Ⅰ(シカール徴候)</li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_2/">変形下肢挙上テスト Ⅱ(ブラガード徴候)</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_3/">変形下肢挙上テスト Ⅲ(ボンネー徴候)</a></li>
<li><a href="https://balance-conditioning.net/slr-test_2_4/">変形下肢挙上テスト Ⅳ</a></li>
</ol>
<p>このシカール徴候（変形下肢挙上テストⅠ）は、母趾（足の親指）を背屈させて坐骨神経をさらに伸張させることで、坐骨神経痛が坐骨神経・神経根の機械的な刺激によるものかどうかを確かめる、SLRの補強テストです。足関節を背屈させるブラガード徴候とよく似ており、その「母趾版」ともいえる検査です。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、患者さんの踵を包み込むように持ちます。<br />
3. <a href="https://balance-conditioning.net/knee_joint/">膝関節</a>を伸展させたまま、徐々に<a href="https://balance-conditioning.net/hip_joint/">股関節</a>を屈曲させていきます（脚をまっすぐ挙げていきます）。<br />
4. 患者さんが痛みを訴えたところで、下肢の挙上動作を停止します。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/seikeigeka_2_1.jpg" alt="変形下肢挙上テスト Ⅰ(シカール徴候)" width="660" height="350" /><br />
変形下肢挙上テスト Ⅰ(シカール徴候)</p>
<p>5. 痛みを感じたところから、5°だけ下肢を下げます（いったん痛みが軽くなる位置に戻します）。<br />
6. その位置から、検者は患者さんの母趾（足の親指）を背屈（足背側・膝の方へ反らす）させます。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<ul>
<li>母趾を背屈させたときに、坐骨神経の経路に沿った痛みやしびれ（坐骨神経痛）が再び誘発・増強した場合は陽性です。この場合、その痛みは筋肉などによるものではなく、坐骨神経・神経根の機械的な刺激によるものと考えられます。SLRに加えてこのシカール徴候も陽性であれば、腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経根性の坐骨神経痛（根性坐骨神経痛）の可能性がより高まります。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<ul>
<li>シカール徴候では、いったん痛みが軽くなる位置まで下肢を下げてから、母趾を背屈させます。母趾を反らすと、坐骨神経の続きである脛骨神経（足底側へ向かう神経）がさらに引き伸ばされるため、神経根が圧迫されている場合には、再び坐骨神経痛が誘発されます。これにより、痛みが坐骨神経・神経根の伸張によるものであることを確認できます。なお、下肢を下げて<a href="https://muscle-guide.info/hamstring.html">ハムストリング</a>がゆるんだ時点で痛みが完全に消え、母趾を背屈させても再現されない場合は、神経そのものよりハムストリングの硬さ（拘縮）が関与している可能性も考えられます。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">ブラガード徴候との違い・母趾背屈で何がわかるのか</h3>
<p>坐骨神経は、腰やお尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先までつながる、ヒトで最も太く長い末梢神経です。SLRテストで脚を挙げると坐骨神経が全体的に引き伸ばされ、神経根が圧迫されている（椎間板ヘルニアなど）と、その刺激で坐骨神経痛が誘発されます。</p>
<p>シカール徴候は、ここに「母趾の背屈」という伸張を追加します。よく似たブラガード徴候が足関節全体を背屈させるのに対し、シカール徴候は母趾（足の親指）だけを反らすのが違いです。母趾を反らすと、坐骨神経の末端側の枝がピンポイントで引っ張られ、坐骨神経全体の張力がさらに高まります。そのため、神経が原因の痛みであれば母趾背屈で症状が再現・増強し、筋肉の張りなどが原因なら変化しにくい、という違いが出ます。これを利用して、痛みが「神経由来かどうか」をより確実に見分けられるのです。ちなみに、母趾や足の甲（足背）への放散痛は、腰椎の L5 神経根の障害と関連が深いことが知られています。</p>
<p>ただし、これらの徒手検査はあくまで補助的なもので、確定診断にはMRIなどの画像検査が必要です。お尻から脚にかけての痛みやしびれが続く場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">変形下肢挙上テストⅠ（シカール徴候）のまとめ</h2>
<p>シカール徴候（変形下肢挙上テストⅠ）は、SLR陽性時に母趾を背屈させて坐骨神経をさらに伸張し、坐骨神経痛が神経（坐骨神経・神経根）の機械的刺激によるものかを確かめる補強検査です。母趾背屈で坐骨神経痛が再現すれば陽性で、SLRと合わせて陽性なら椎間板ヘルニアなどの神経根性坐骨神経痛が示唆されます。足関節を背屈させるブラガード徴候の母趾版にあたります。確定診断には画像検査が必要なため、痛みやしびれが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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