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	<title>上腕二頭筋長頭腱炎 &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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	<item>
		<title>ヤーガソンテスト（Yergason&#8217;s test）とは｜上腕二頭筋長頭腱炎を調べる肩の検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/yergasons_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 16:02:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱炎]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 ヤーガソンテストは、上腕部にある上腕二頭筋（俗にいう力こぶ）と呼ばれる筋肉、特にその腱に問題があるかどうかを調べる検査方法です。上腕二頭筋には『長頭（ちょうとう）』『短頭（たんとう）』と呼ばれる2つの頭があります。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>ヤーガソンテストは、上腕部にある<a href="https://muscle-guide.info/biceps.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">上腕二頭筋</a>（俗にいう力こぶ）と呼ばれる筋肉、特にその腱に問題があるかどうかを調べる検査方法です。上腕二頭筋には『長頭（ちょうとう）』『短頭（たんとう）』と呼ばれる2つの頭があります。</p>
<p>なかでも長頭の腱は、非常にトラブルが発生しやすい場所として知られています。このテストで陽性反応が出た場合は、上腕二頭筋長頭腱炎（じょうわんにとうきんちょうとうけんえん）が疑われます。</p>
<p>ただし、上腕二頭筋長頭腱と<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節（肩甲上腕関節）</a>は隣接しているため、しばしば<a href="https://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『棘上筋（きょくじょうきん）』</a>の腱の障害と間違われることがあります。そのため、棘上筋の腱の状態を調べる<a href="https://balance-conditioning.net/apleys_scratch_test/">『アプレイ引っ掻きテスト』</a>や<a href="https://balance-conditioning.net/supraspinatus_impingement_test/">『棘上筋衝突テスト』</a>などの検査も併用し、痛みの原因が上腕二頭筋長頭腱なのか、棘上筋腱なのかを見分ける必要があります。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、一方の手で患者さんの肘を軽く支え、もう一方の手で患者さんの手首を持ちます。<br />
3. 検者は患者さんに、肘関節を90°に曲げてもらいます（このとき前腕は手のひらが下を向いた回内位から始めます）。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/yergasons_test.jpg" alt="ヤーガソンテスト(Yergason's test)" width="660" height="350" /><br />
ヤーガソンテスト(Yergason&#8217;s test)</p>
<p>4. 患者さんに、前腕を回外（手のひらを上に向けるように外ひねり）させ、同時に肩を外旋させるように力を入れてもらいます。検者はその動きに逆らうように、戻す方向（回内・内旋方向）に抵抗を加えます。患者さんはこの抵抗に逆らって、回外・外旋方向に等尺性に力を入れ続けます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストで、患者さんが結節間溝付近（肩の前面）に痛みを訴えたら陽性反応で、『上腕二頭筋長頭腱炎』を発症していることが考えられます。前腕を回外させると上腕二頭筋が強く働き、結節間溝を通る長頭腱にストレスがかかるため、腱に炎症があると痛みが誘発されるのです。上腕二頭筋長頭腱炎は、<a href="https://balance-conditioning.net/katakansetsu-shuien/">肩関節周囲炎</a>（いわゆる四十肩・五十肩）の病態の一つとしても知られています。</p>
<p>なお、この検査は単独では精度（感度）が高くないため、スピードテストなど他の長頭腱のテストと組み合わせて判断するのが一般的です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/jyouwannitoukin_2-300x228.jpg" alt="上腕二頭筋長頭腱周囲の構造" width="300" height="228" /><br />
上腕二頭筋長頭腱周囲の構造</p>
<p>上腕二頭筋の長頭腱は、トレーニングなどで非常に痛めやすい場所としても知られています。例えば、<a href="http://training-navi.net/freeweighttraining33.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">インクライン・ダンベルカール</a>という種目では、インクラインベンチの角度を倒し過ぎると、カール動作の際に上腕二頭筋の長頭腱に大きなストレスがかかる場合があります。</p>
<p>また、<a href="https://training-navi.net/freeweighttraining1.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ベンチプレス</a>を行う際も、肩甲骨の寄せ（内転）が甘いと、やはり長頭腱に大きなストレスがかかります。これらが原因で、上腕二頭筋長頭腱炎や、上腕二頭筋長頭腱の断裂・脱臼を発症してしまうことがあります。</p>
<h3 class="news_headline2">上腕二頭筋長頭腱炎とはどんな状態か・セルフケアの注意点</h3>
<p>上腕二頭筋長頭腱炎は、肩の前面の痛みのよくある原因の一つです。長頭腱は、肩の骨にある結節間溝という細い溝の中を、滑車のように向きを変えて通っています。腕を上げ下げするたびに腱は溝の中で繰り返し擦れるため、加齢による変性や、スポーツ・トレーニングの使いすぎで炎症（腱炎）を起こしやすいのです。典型的には、肩の前面に痛みがあり、腕を上げる動作や、重い物を持つ動作で痛みが強くなります。</p>
<p>注意したいのは、これまで述べたように、肩の前面の痛みは長頭腱炎だけでなく、棘上筋など腱板の障害や、肩峰下インピンジメント、四十肩・五十肩などでも起こり、これらが合併していることも多いという点です。そのため、ヤーガソンテストだけで自己判断するのは禁物です。痛みが続く間は、長頭腱に負担のかかるトレーニング（深く倒したインクラインカールや、肩甲骨を寄せないベンチプレスなど）はいったん控え、肩の前面の痛みが長引く・力が入りにくい・「ブチッ」と切れる感覚があった場合は、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ヤーガソンテストのまとめ</h2>
<p>ヤーガソンテストは、肘を90°に曲げ、前腕の回外（外ひねり）に抵抗を加えて上腕二頭筋を働かせ、結節間溝付近の痛みから上腕二頭筋長頭腱炎を調べる徒手検査です。肩の前面（結節間溝）に痛みが出れば陽性となります。長頭腱は溝の中で擦れて傷みやすく、トレーニングの使いすぎでも炎症を起こします。棘上筋腱炎などと紛らわしいため、他の検査と組み合わせ、肩の前面の痛みが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版「肩関節の評価」<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>スピードテスト（Speed&#8217;s test）とは｜上腕二頭筋長頭腱炎・SLAP損傷を調べる肩の検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/speeds_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 00:30:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱炎]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱断裂]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱脱臼]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 スピードテストは、上腕部にある上腕二頭筋（俗にいう力こぶ）と呼ばれる筋肉、特にその腱に問題があるかどうかを調べる検査方法です。上腕二頭筋は『長頭（ちょうとう）』『短頭（たんとう）』と呼ばれる2つの頭で構成されていま [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>スピードテストは、上腕部にある<a href="https://muscle-guide.info/biceps.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">上腕二頭筋</a>（俗にいう力こぶ）と呼ばれる筋肉、特にその腱に問題があるかどうかを調べる検査方法です。上腕二頭筋は『長頭（ちょうとう）』『短頭（たんとう）』と呼ばれる2つの頭で構成されています。</p>
<p>長頭の腱はトラブルが非常に発生しやすい場所として知られており、最もメジャーなトラブルが<strong>『上腕二頭筋長頭腱炎（じょうわんにとうきんちょうとうけんえん）』</strong>です。その他にも『肩上方関節唇損傷（けんじょうほうかんせつしんそんしょう／SLAP損傷）』『上腕二頭筋長頭腱断裂』『上腕二頭筋長頭腱脱臼』などがあります。</p>
<p>上腕二頭筋長頭腱と<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節（肩甲上腕関節）</a>は隣接しているため、上腕二頭筋長頭腱炎はしばしば<a href="https://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『棘上筋（きょくじょうきん）』</a>の腱の障害と間違われることがあります。そのため、棘上筋の腱の状態を調べる<a href="https://balance-conditioning.net/apleys_scratch_test/">『アプレイ引っ掻きテスト』</a>や<a href="https://balance-conditioning.net/supraspinatus_impingement_test/">『棘上筋衝突テスト』</a>などの検査も併用し、痛みの原因が上腕二頭筋長頭腱なのか、棘上筋腱なのかを見分ける必要があります。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、一方の手で患者さんの肩に軽く触れます（あるいは指先で上腕二頭筋の結節間溝を直接触診します）。<br />
3. 検者は患者さんに、肩関節を90°屈曲（前方挙上）、肘関節を伸展、前腕を回外位（手のひらが上向き）にするように指示します。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/speeds_test.jpg" alt="スピードテスト(Speed's test)" width="660" height="350" /><br />
スピードテスト(Speed&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者はもう一方の手で、手関節（手首）あたりに下方への荷重（抵抗）を加えます。このとき患者さんは、その荷重に逆らうように腕を上げ続ける（屈曲を保つ）ように力を入れます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストで、患者さんが結節間溝付近（肩の前面）に痛みを訴えたら陽性反応で、上腕二頭筋の長頭腱に何らかの問題（上腕二頭筋長頭腱炎・断裂・脱臼）があると考えられます。前腕を回外して肩を屈曲位に保つことで、結節間溝を通る長頭腱に伸張・収縮のストレスがかかるため、腱に炎症などがあると痛みが誘発されます。</p>
<p>また、痛みが肩関節の内部（深部）で感じられるような場合は、『肩上方関節唇損傷（SLAP損傷）』を疑うこともあります。ちなみに、上腕二頭筋長頭腱炎は<a href="https://balance-conditioning.net/katakansetsu-shuien/">肩関節周囲炎</a>（いわゆる四十肩・五十肩）の病態の一つとしても知られています。なお、このテストは単独では精度が高くないため、ヤーガソンテストなど他の検査と組み合わせて総合的に判断します。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/jyouwannitoukin_2-300x228.jpg" alt="上腕二頭筋長頭腱周囲の構造" width="300" height="228" /><br />
上腕二頭筋長頭腱周囲の構造</p>
<p>上腕二頭筋の長頭腱は、トレーニングなどで非常に痛めやすい場所としても知られています。例えば、<a href="http://training-navi.net/freeweighttraining33.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">インクライン・ダンベルカール</a>という種目では、インクラインベンチの角度を倒し過ぎると、カール動作の際に上腕二頭筋の長頭腱に大きなストレスがかかる場合があります。</p>
<p>また、<a href="https://training-navi.net/freeweighttraining1.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ベンチプレス</a>を行う際も、肩甲骨の寄せ（内転）が甘いと、やはり長頭腱に大きなストレスがかかります。これらが原因で、上腕二頭筋長頭腱炎や、上腕二頭筋長頭腱の断裂・脱臼を発症してしまうことがあります。</p>
<h3 class="news_headline2">ヤーガソンテストとの違い・SLAP損傷とは</h3>
<p>スピードテストとヤーガソンテストは、どちらも上腕二頭筋長頭腱を調べる代表的な検査ですが、力のかけ方が異なります。スピードテストは「肩を前に挙げた腕を、上から押し下げる力に逆らう（肩の屈曲）」のに対し、ヤーガソンテストは「肘を曲げて前腕を外にひねる（回外）動きに抵抗する」もので、見ている動作が違います。どちらか一方だけでは精度が高くないため、複数を組み合わせることで、長頭腱の問題をより確実に捉えられます。</p>
<p>スピードテストで疑われることのあるSLAP損傷（肩上方関節唇損傷）とは、肩関節の受け皿（関節窩）の縁にある軟骨性の「関節唇」の上方部分が傷んだ状態です。ここは上腕二頭筋長頭腱の付け根（関節上結節）にあたるため、投球など腕を強く振る動作の繰り返しや、転倒して手をついた際の衝撃などで損傷し、肩の奥の痛みや引っかかり感を生じます。長頭腱炎・SLAP損傷・腱板損傷・四十肩などは症状が似て合併も多いため、ひとつの検査だけで自己判断するのは禁物です。肩の前面や奥の痛みが続く、力が入りにくい、「ブチッ」と切れる感覚があった、といった場合は、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">スピードテストのまとめ</h2>
<p>スピードテストは、肩を90°屈曲・肘伸展・前腕回外位にして、手首への下方抵抗に逆らわせ、結節間溝付近の痛みから上腕二頭筋長頭腱炎などを調べる徒手検査です。肩の前面に痛みが出れば陽性で、深部痛ならSLAP損傷も疑います。長頭腱はトレーニングの使いすぎでも傷みやすく、棘上筋腱炎などと紛らわしいため、ヤーガソンテストなどと組み合わせます。肩の痛みが続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版「肩関節の評価」<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肩関節周囲炎の原因と改善法について｜四十肩・五十肩や腱板断裂など種類別の特徴とリハビリを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/katakansetsu-shuien/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Aug 2015 23:04:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[骨や関節のトラブルとその原因]]></category>
		<category><![CDATA[肩部・肩関節の症状]]></category>
		<category><![CDATA[インピンジメント症候群]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱炎]]></category>
		<category><![CDATA[四十肩]]></category>
		<category><![CDATA[アイロン体操]]></category>
		<category><![CDATA[回旋筋腱板断裂]]></category>
		<category><![CDATA[食石灰沈着性腱炎]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://balance-conditioning.net/?p=671</guid>

					<description><![CDATA[肩関節周囲炎（かたかんせつしゅういえん）とは、文字通り、肩関節周りに炎症が生じ、肩先あたりに強い痛みが出る症状をいいます。肩関節周囲炎には明確な定義はなく、「痛みを伴い、可動域制限をきたす肩の障害」と、かなりあいまいな表 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>肩関節周囲炎（かたかんせつしゅういえん）とは、文字通り、肩関節周りに炎症が生じ、肩先あたりに強い痛みが出る症状をいいます。肩関節周囲炎には明確な定義はなく、「痛みを伴い、可動域制限をきたす肩の障害」と、かなりあいまいな表現であらわされています。</p>
<p>発症初期は、単に肩こりなどの違和感を感じるだけなのですが、手を真横に挙げる動作や、結帯（けったい）動作・結髪（けっぱつ）動作といった手を体の後ろ側にもっていく動作などで、肩先に強い痛みを感じるようになり、やがて、ごく限られた範囲でしか手が動かせなくなります。</p>
<p>肩関節周囲炎は、「発症原因がはっきりしない」ものと「発症原因がはっきりしている」ものに分類され、四十肩・五十肩は「発症原因がはっきりしない」ものに分類されます。</p>
<div class="wc-shortcodes-box wc-shortcodes-item wc-shortcodes-content wc-shortcodes-clearfix wc-shortcodes-box-inverse " style="text-align:left;">
<p><strong>発症原因がはっきりしないもの</strong><br />
・四十肩、五十肩</p>
<p><strong>発症原因がはっきりしているもの</strong><br />
・インピンジメント症候群、石灰沈着性腱炎、腱板断裂、上腕二頭筋長頭腱炎</p>
</div>
<p><strong>・四十肩・五十肩</strong></p>
<p>四十肩・五十肩とは、文字通り40代・50代前後の方に多くみられる症状とされていますが、実際にはもっと若い年代の方でも発症することがあります。男性より女性のほうが発症率が高いといわれています。</p>
<p>また、発症は利き手の反対側に生じることが多く、通常は左右どちらか一方の肩に症状があらわれますが、ごくまれに両肩同時に発症するケースもあります。一度発症した後に、しばらくして逆側の肩が痛くなることも、比較的多いといわれています（もちろん、痛めた肩と同じ側で再発することもあります）。</p>
<p>先にも述べたとおり、四十肩・五十肩は発症の原因がまだはっきり解明されておらず、病態についても完全には分かっていません。諸説ありますが、加齢を基盤とした関節包（関節を包む袋）の炎症や、それに伴う関節包の縮みなどが関わっていると考えられています。</p>
<p><strong>・インピンジメント症候群</strong></p>
<p>“インピンジメント”という言葉は、日本語で“衝突”という意味があり、シンドロームは“症候群”という意味があります。つまり、インピンジメント症候群とは、肩関節の衝突によって起こる障害ということになります。肩関節は上腕骨と肩甲骨で構成されていて、上腕骨の骨頭部分が、肩甲骨の関節窩と呼ばれる『みぞ』にはまって肩関節を形成しています。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2015/08/katanokouzou1.jpg" alt="肩関節の構造" width="295" height="294" /><br />
肩関節の構造</p>
<p>肩甲骨の関節窩は非常に浅いために、動きに対する制限が少ない反面、不安定でずれやすく、脱臼をはじめとするさまざまな障害を起こしやすい部分でもあります。この肩関節の安定性を保つ役割を担っているのが、ローテーターカフ（棘下筋・小円筋・肩甲下筋・棘上筋など、肩関節の安定性を高めている筋肉群の総称）と呼ばれる筋群です。</p>
<p>このローテーターカフは、なかなか鍛えにくい場所としても知られていて、日頃まめに運動を行っている方でも、うまく鍛えられていないことが多い場所です。ローテーターカフが弱くなると、やがて肩関節の安定性が保てなくなり、上腕骨の骨頭が上方向にずれて、棘上筋腱（きょくじょうきんけん）が硬い骨にはさまれて摩擦が生じ、炎症を引き起こすようになるのです。</p>
<p><strong>・石灰沈着性腱炎</strong></p>
<p>一般に、石灰沈着性腱炎は40〜50歳代の女性に多くみられます。肩の腱板内に沈着したカルシウム結晶によって、急性の炎症が生じることで起こる、肩の痛み・運動制限です。</p>
<p>この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時間が経つにつれ、肩関節付近で石膏（せっこう）状へと硬く変化していきます。石灰がどんどんたまって膨らんでくると痛みが増し、肩を動かすことができなくなります。そして、たまった石灰が破れ出るときには激痛となることがあります。一見、石灰沈着性腱炎と、先に紹介したインピンジメント症候群との判別は難しいのですが、レントゲンを撮ればはっきりします（石灰沈着性腱炎の場合は、沈着した石灰がレントゲンに白く写ります）。</p>
<p><strong>・腱板断裂（回旋筋腱板断裂）</strong></p>
<p>先に紹介したローテーターカフは、回旋筋腱板ともいいます。この回旋筋腱板が、何らかの原因で断裂してしまうことを、腱板断裂（回旋筋腱板断裂）といいます。腱板断裂は、コンタクトスポーツで人と激しくぶつかったときや、転倒・交通事故などで衝撃が加わったときに発症することがあります。また、加齢で腱が傷んでいるところに負担が加わって、はっきりしたケガがなくても断裂することもあります。先に紹介した『インピンジメント症候群』が悪化して、棘上筋腱に亀裂が生じ、腱板が断裂してしまうこともあります。</p>
<p><strong>・上腕二頭筋長頭腱炎</strong></p>
<p>上腕二頭筋長頭腱炎は、文字通り、上腕二頭筋の長頭腱の部分が炎症を起こしてしまう症状で、腕を挙げるときの運動痛と、長頭腱が走行している結節間溝部の圧痛が出るのが特徴です。主な原因は、加齢による筋力低下、運動前のストレッチ不足、筋肉の酷使などが多いようです。好発年齢は、30代から50代の男性に多い傾向にあります。</p>
<p>また、ウエイトトレーニングのやり方を誤っても、長頭腱炎が発症することがあります。特に『インクラインカール』『ベンチプレス』などの種目では痛めやすく、フォームが不適切だと、炎症にとどまらず、長頭腱そのものに負荷がかかりすぎて腱が切れてしまうこともあります（断裂してしまった状態を、上腕二頭筋長頭腱断裂といいます）。</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節周囲炎の原因とは</h3>
<p>「発症原因がはっきりしない」ものにせよ「発症原因がはっきりしている」ものにせよ、肩関節周囲炎は、多くの場合、不良姿勢が影響していることが多いようです。例えば、胸椎後弯症（猫背）などで背中が丸くなってしまっている方は、そうでない方に比べて発症率が高いことが知られています。</p>
<p>背中が丸くなることで肩関節の構造に歪みが生じ、結果的に、棘上筋の腱の通り道が狭くなって、腱が炎症を起こしやすくなるのです。また、四十肩や五十肩などは、糖尿病のある方に多くみられることも知られています。</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節周囲炎を改善するうえで気をつけなければならない日常動作</h3>
<p>肩関節周囲炎は慢性化（長期化）するので、ほとんどの人が「取れない痛み」としてあきらめているのが現状のようですが、日常動作に気をつけることで、症状がある程度改善されることがあります。</p>
<p>肩関節周囲炎を改善するためには、まず姿勢を正しくすることが重要になります。姿勢が悪いと、はじめのころは単に肩こりや首のこりなどが現れる程度なのですが、そのまま放置していると、やがて肩関節の構造に歪みが生じ、肩先に強い痛みを感じるようになります。特に、オフィスワークなどでパソコンと長時間向き合っているような人は、気を付けなければなりません。</p>
<p>もし、姿勢が悪くなっていると気が付いたら、ただちに胸をはり、正しい姿勢に戻す習慣をつけましょう。このように、姿勢を正しくする、身体のバランスに気を付けることは、肩関節周囲炎を予防・改善するうえで、何よりも大切なことなのです。</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節周囲炎の改善する運動</h3>
<p>肩関節周囲炎は、初期の段階で適切な対応を行わないと、症状を長引かせたり、さらに悪化させてしまったりすることもあります。治療方法は様々ありますが、やはり基本となるのは運動療法です。いつまでも動かさないでいると、腕を動かせる範囲がだんだん狭くなってきてしまいます。運動は欠かせませんが、決して無理をせず、ゆっくり行うことが大切です。毎日、少しずつでもいいので続けるようにしましょう。</p>
<p>ここで、家庭でも手軽にできる運動療法を1つ紹介します。ダンベルを使用した『コッドマン体操』は、最もよく知られている運動の1つです（アイロン体操などと呼ばれることもあります）。肩があまり動かず、痛みがある人でも、無理なく行うことができます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2015/08/IMG_2406-300x225-300x225-300x225.jpg" alt="アイロン体操（コッドマン体操） ファーストポジション" width="300" height="225" /><br />
（写真1）ファーストポジション</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2015/08/IMG_2405-300x225-300x225-300x225.jpg" alt="アイロン体操（コッドマン体操） セカンドポジション" width="300" height="225" /><br />
（写真2）セカンドポジション</p>
<p><strong>・コッドマン体操（アイロン体操）</strong></p>
<ol>
<li>「痛めている肩側の手」でおもり（1〜3kgくらい）を持ち、上体をやや前傾させます。このとき、なるべく肩の力を抜くようにします。</li>
<li>手を「前後」方向に、大きく振り子のように動かします。10往復を1セットとし、最初は無理をせず、1日2〜3セット行うようにします。</li>
<li>肩の痛みがないようなら、「左右」「円を描く」運動も追加して行ってください。</li>
<li>慣れてきたら、徐々に回数やセットを増やしていきましょう。</li>
</ol>
<p>このように、肩関節周囲炎は運動療法が治療の主体ですが、運動療法のみで治るとは限りません。場合によっては、消炎鎮痛剤の投与や注射、外科的な手術が必要となることもあります。いずれにせよ、運動療法を行うにあたっては、必ず整形外科医に相談し、詳細な治療方針をたててから行うようにしましょう。</p>
<h3 class="news_headline2">「五十肩だと思っていたら別の病気」を見逃さないために</h3>
<p>肩の痛みが出ると、多くの方は「年齢的に五十肩だろう」と自己判断しがちです。しかし、ここまで見てきたように、肩の痛みには、放っておくと困る病気が隠れていることもあります。だからこそ、「五十肩」と決めつけずに、必要なときは検査を受けることが大切です。</p>
<p>特に注意したいのが、腱板断裂です。五十肩は、痛いながらも、時間をかければ自然に動く範囲が戻っていくことが多いのですが、腱板断裂は、切れた腱が自然にはつながらないため、放置すると、力が入りにくい状態が続いたり、症状が進んだりすることがあります。「転んで手をついたあと急に腕が上がらなくなった」「肩を上げるときに力が入らない・引っかかる」「夜、肩が痛くて眠れない」といった場合は、五十肩と思い込まず、整形外科を受診してください。レントゲンやMRI、エコーなどで、五十肩・腱板断裂・石灰沈着性腱炎などを見分けることができます。</p>
<p>また、五十肩であっても、痛みが強い時期に無理に動かすと悪化することがあり、逆に動かしてよい時期に固めてしまうと、肩が硬まって回復が遅れます。「今、自分の肩がどの状態か」を見極め、時期に合った治療・リハビリを受けることが、早く治すための一番の近道です。痛みが強い・なかなか改善しない場合は、自己流で頑張りすぎず、専門医に相談しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>肩関節周囲炎は、肩に痛みと可動域制限が起こる状態の総称で、原因不明の四十肩・五十肩と、インピンジメント症候群・石灰沈着性腱炎・腱板断裂・上腕二頭筋長頭腱炎など原因のはっきりしたものがあります。背中の丸まりなどの不良姿勢も関わるため、姿勢の見直しやコッドマン体操などの運動療法が有効です。ただし、ケガ後に腕が上がらない・力が入らない場合は腱板断裂のこともあるため、自己判断せず整形外科を受診しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肩関節周囲炎（五十肩）」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肩甲上腕関節（けんこうじょうわんかんせつ）｜肩関節のしくみ・動きとローテーターカフ、五十肩を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Jan 2017 07:05:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[上肢の骨と関節]]></category>
		<category><![CDATA[関節]]></category>
		<category><![CDATA[上腕二頭筋長頭腱炎]]></category>
		<category><![CDATA[五十肩]]></category>
		<category><![CDATA[四十肩]]></category>
		<category><![CDATA[石灰沈着性腱炎]]></category>
		<category><![CDATA[腱板断裂]]></category>
		<category><![CDATA[インピンジメント症候群]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://balance-conditioning.net/?p=1496</guid>

					<description><![CDATA[肩甲上腕関節（けんこうじょうわんかんせつ） 英語名称 glenohumeral joint（グレノヒューメラル・ジョイント） 関節の分類 球関節（きゅうかんせつ） 解説 肩甲上腕関節は、いわゆる肩関節（けんかんせつ）のこ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>肩甲上腕関節（けんこうじょうわんかんせつ）</h1>
<h3 class="news_headline2">英語名称</h3>
<p>glenohumeral joint（グレノヒューメラル・ジョイント）</p>
<h3 class="news_headline2">関節の分類</h3>
<p>球関節（きゅうかんせつ）</p>
<h3 class="news_headline2">解説</h3>
<p>肩甲上腕関節は、いわゆる肩関節（けんかんせつ）のことで、肩甲骨の関節窩（かんせつか）と、上腕骨の上腕骨頭（じょうわんこっとう）で構成されています。</p>
<p>分類上は股関節と同じ球関節（きゅうかんせつ）ですが、肩関節の構造は、肩甲骨の浅い関節窩に対して、上腕骨頭が大きいため、可動域が広い反面、関節の結合がゆるく、脱臼しやすいという特徴をもっています。人体の中で最も大きく自由に動かせる関節であると同時に、最も外れやすい関節でもあるのです。</p>
<p>これを補強するために、関節包（かんせつほう）の一部が肥厚してできた関節上腕靭帯（かんせつじょうわんじんたい）と、烏口上腕靭帯（うこうじょうわんじんたい）が、肩甲上腕関節に安定性を与えています。これらの靭帯が、上腕骨頭が前後にずれるのを制限し、肩甲骨と上腕骨を引きつける役割を果たしています。</p>
<p>また、肩甲上腕関節の周囲の筋肉や腱も、肩関節の安定性に深く関与しています。なかでも、<a href="http://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘上筋</a>・<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>・<a href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>・<a href="http://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener">肩甲下筋</a>の腱は、肩甲上腕関節を包み込むように補強することから、回旋筋腱板（かいせんきんけんばん＝ローテーターカフ）と呼ばれ、肩関節の安定性に最も影響を与えている筋肉群として知られています。</p>
<p>一方、肩関節の周囲には、滑液包（かつえきほう：肩峰下包など）が発達していて、これらが潤滑油の役目を果たすので、肩甲上腕関節を滑らかに働かせることができます。しかし、何らかの原因で、これらの滑液包や腱に石灰化や炎症が起こると、運動制限（背中に手を回す動作など）や痛みを生じ、いわゆる肩関節周囲炎（四十肩・五十肩）などを発症してしまいます。</p>
<h3 class="news_headline2">関節の動き</h3>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/kukkyoku_shinten.png" alt="肩関節の屈曲・伸展" width="280" height="210" /><br />
屈曲-伸展</p>
<ul>
<li><strong>屈曲：</strong><br />
<a href="http://muscle-guide.info/pectoralismajor.html" target="_blank" rel="noopener">大胸筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/deltoideus.html" target="_blank" rel="noopener">三角筋</a>（前部）、<a href="http://muscle-guide.info/coracobrachialis.html" target="_blank" rel="noopener">烏口腕筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/biceps.html" target="_blank" rel="noopener">上腕二頭筋</a></li>
<li><strong>伸展：</strong><br />
<a href="http://muscle-guide.info/latissimusdorsi.html" target="_blank" rel="noopener">広背筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/deltoideus.html" target="_blank" rel="noopener">三角筋</a>（後部）、<a href="http://muscle-guide.info/teresmajor.html" target="_blank" rel="noopener">大円筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/triceps.html" target="_blank" rel="noopener">上腕三頭筋</a></li>
</ul>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/gaiten_naiten.png" alt="肩関節の内転・外転" width="280" height="210" /><br />
内転-外転</p>
<ul>
<li><strong>内転：</strong><br />
<a href="http://muscle-guide.info/pectoralismajor.html" target="_blank" rel="noopener">大胸筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/latissimusdorsi.html" target="_blank" rel="noopener">広背筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/teresmajor.html" target="_blank" rel="noopener">大円筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/coracobrachialis.html" target="_blank" rel="noopener">烏口腕筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/biceps.html" target="_blank" rel="noopener">上腕二頭筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/triceps.html" target="_blank" rel="noopener">上腕三頭筋</a></li>
<li><strong>外転：</strong><br />
<a href="http://muscle-guide.info/deltoideus.html" target="_blank" rel="noopener">三角筋</a>（中部）、<a href="http://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘上筋</a>、<a href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a></li>
</ul>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/suiheinaiten_suiheigaiten.png" alt="肩関節の水平内転・水平外転" width="280" height="210" /><br />
水平内転-水平外転</p>
<ul>
<li><strong>水平内転：</strong><br />
<a title="大胸筋(だいきょうきん)" href="http://muscle-guide.info/pectoralismajor.html" target="_blank" rel="noopener">大胸筋</a>、<a title="三角筋（さんかくきん）" href="http://muscle-guide.info/deltoideus.html" target="_blank" rel="noopener">三角筋</a>（前部）</li>
<li><strong>水平外転：</strong><br />
<a title="三角筋（さんかくきん）" href="http://muscle-guide.info/deltoideus.html" target="_blank" rel="noopener">三角筋</a>（後部）、<a title="棘下筋（きょくかきん）" href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>、<a title="小円筋（しょうえんきん）" href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a></li>
</ul>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/01/gaisen_naisen.png" alt="肩関節の内旋・外旋" width="280" height="210" /><br />
内旋-外旋</p>
<ul>
<li><strong>内旋：</strong><br />
<a title="肩甲下筋（けんこうかきん）" href="http://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener">肩甲下筋</a>、<a title="大胸筋(だいきょうきん)" href="http://muscle-guide.info/pectoralismajor.html" target="_blank" rel="noopener">大胸筋</a>、<a title="広背筋（こうはいきん）" href="http://muscle-guide.info/latissimusdorsi.html" target="_blank" rel="noopener">広背筋</a>、<a title="大円筋（だいえんきん）" href="http://muscle-guide.info/teresmajor.html" target="_blank" rel="noopener">大円筋</a></li>
<li><strong>外旋：</strong><br />
<a title="棘下筋（きょくかきん）" href="http://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>、<a title="小円筋（しょうえんきん）" href="http://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a></li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">関節の傷害</h3>
<p>肩関節脱臼、インピンジメント症候群、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、石灰沈着性腱炎、腱板断裂、上腕二頭筋長頭腱炎など</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節は「自由さと引きかえの不安定さ」｜守る要はローテーターカフ</h3>
<p>肩甲上腕関節(肩関節)は、人体で最も広い可動域をもち、腕をあらゆる方向に振り回せる、非常に自由な関節です。しかし、その自由さは「不安定さ」と引きかえであり、トラブルが多い関節でもあります。このバランスを理解することが、肩を守るカギになります。</p>
<p>肩関節は、浅いお皿(関節窩)に、大きなボール(上腕骨頭)が乗っているような構造です。骨どうしのはまり込みが浅いため、よく動く反面、外れやすく、靭帯だけでは安定を保てません。そこで重要になるのが、関節を包み込む4つのインナーマッスル「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」です。これらが、骨頭をお皿に引き寄せ、肩を安定させる「縁の下の力持ち」となっています。だからこそ、ローテーターカフが衰えたり、傷ついたりすると、肩のトラブルが一気に増えます。腕を上げる途中で痛む「インピンジメント症候群」、腱が切れる「腱板断裂」、関節が外れる「肩関節脱臼」、そして関節が固まって動かなくなる「五十肩(肩関節周囲炎)」などが代表的です。</p>
<p>肩を健康に保つには、(1)チューブなどを使った軽い負荷で、ローテーターカフ(特に外旋筋)を鍛える、(2)猫背・巻き肩を直し、肩甲骨が正しく動く姿勢を保つ、(3)野球やテニスなど、肩を酷使する動作の前後にストレッチを行い、使いすぎを避ける、ことが効果的です。腕が上がらない、夜眠れないほど肩が痛む、肩を動かすと引っかかる・力が入らない、といった症状が続く場合は、五十肩・腱板断裂など原因がさまざまで、対処も異なるため、自己判断せず整形外科を受診しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">まとめ</h2>
<p>肩甲上腕関節(肩関節)は、浅い関節窩に大きな上腕骨頭がはまる球関節で、人体で最も広い可動域をもつ反面、外れやすい関節です。靭帯に加え、ローテーターカフ(回旋筋腱板)が安定の要となり、屈曲・外転・内外旋など多方向の動きを支えます。肩関節脱臼や五十肩、腱板断裂などが起こりやすく、腕が上がらない・夜間痛が続く場合は、整形外科を受診しましょう。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肩関節周囲炎」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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