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	<title>肩関節 &#8211; 骨と関節の仕組み</title>
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	<lastBuildDate>Sun, 14 Jun 2026 07:00:11 +0000</lastBuildDate>
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	<item>
		<title>ダウバーン徴候（Dawbarn&#8217;s test）とは｜肩峰下滑液包炎を調べる検査の方法と肩の骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/dawbarns_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Nov 2017 05:20:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[インピンジメント症候群]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[肩峰下滑膜炎]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 肩甲骨には肩峰（けんぽう）と呼ばれる骨の出っ張りがあり、この下の空間（肩峰下）に、回旋筋腱板（棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋を総称したもの）が存在します。 何かしらの問題が生じると、肩峰と回旋筋腱板が直接接触する [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>肩甲骨には肩峰（けんぽう）と呼ばれる骨の出っ張りがあり、この下の空間（肩峰下）に、回旋筋腱板（<a href="https://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">棘上筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener">棘下筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener">小円筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener">肩甲下筋</a>を総称したもの）が存在します。</p>
<p>何かしらの問題が生じると、肩峰と回旋筋腱板が直接接触するようになるため、両者の間でクッション（摩擦や衝突を和らげる役割）となっている肩峰下滑液包が炎症を起こし、肩峰下滑液包炎を発症してしまいます。このダウバーン徴候の検査で陽性反応が出た場合は、インピンジメント症候群、とくに肩峰下滑液包炎が疑われます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんは座位になり、患側上肢を下垂させ、やや内旋させます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に立ち、一方の手で患者さんの手首を保持し、もう一方の手で肩（大結節と肩峰の間あたり）を触診して圧痛点を探します。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/dawbarns_sign_2.jpg" alt="ダウバーン徴候" width="660" height="350" /><br />
ダウバーン徴候（Dawbarn&#8217;s sign)</p>
<p>3. 検者は圧痛点を押さえたまま、肩関節を90°外転（外側に手を挙げる動作）させます。<br />
4. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストを行い、肩関節の外転（おおむね60〜90°あたり）に伴って圧痛・痛みが軽減・消失した場合は陽性反応で、肩峰下滑液包炎が疑われます。</p>
<p>これは、肩を外転させていくと、炎症を起こしている肩峰下滑液包と大結節が肩峰の下へと滑り込んでいくため、検者の指で滑液包を直接圧迫できなくなり、痛みが感じられなくなるためです。つまり「押さえると痛いのに、腕を挙げると痛みが消える」という反応が、ダウバーン徴候の特徴です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>ダウバーン徴候は、肩峰下滑液包炎と、他の肩関節障害とをふるい分ける（スクリーニングする）ための整形外科的検査の一つです。ただし、これ単独で確定診断ができるわけではなく、他の検査（ニアテストやホーキンステストなどのインピンジメント誘発テスト）や画像検査と組み合わせて総合的に判断されます。</p>
<h3 class="news_headline2">肩峰下滑液包炎はどんなときに起こりやすいのか</h3>
<p>肩峰下滑液包炎は、野球の投球やテニス、水泳、バレーボールなど、腕を肩より上で繰り返し使うスポーツや、重い物を持ち上げる作業、腕を上げての作業が多い人に起こりやすいとされています。これは、腕を挙げる動作のたびに肩峰下のスペースで滑液包や腱板が繰り返し擦れたり挟み込まれたり（インピンジメント）するためです。加齢による腱板の変性や、なで肩・巻き肩などの姿勢も誘因になります。</p>
<p>特徴的なのは、腕を真横から挙げていく途中（おおむね60〜120°）で痛みが強くなる「ペインフルアーク（有痛弧）」と呼ばれる症状や、夜間に肩が痛んで眠れない夜間痛です。こうした症状が続く場合は、自己判断で動かし続けず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ダウバーン徴候のまとめ</h2>
<p>ダウバーン徴候は、肩峰と大結節の間の肩峰下滑液包の圧痛を確認し、その圧痛点を押さえたまま肩を90°外転させたときに、痛みが軽減・消失すれば陽性となる徒手検査です。外転で滑液包が肩峰下に滑り込み圧迫を逃れるためで、肩峰下滑液包炎（インピンジメント症候群）が疑われます。確定診断には他の検査との組み合わせが必要なため、肩の痛みが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版「肩腱板損傷／肩峰下滑液包炎」<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）とは｜肩関節の前方不安定性・脱臼を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/rockwoods_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Nov 2017 05:09:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[肩甲上腕関節]]></category>
		<category><![CDATA[不安定]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）は、『肩関節（肩甲上腕関節）』に外旋方向へのストレスをかけて、肩関節が安定しているかどうかを確認する整形外科的検査です。これにより、肩関節周囲の靭帯や [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>ロックウッドテスト（Rockwood&#8217;s test）は、<strong><a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">『肩関節（肩甲上腕関節）』</a></strong>に外旋方向へのストレスをかけて、肩関節が安定しているかどうかを確認する整形外科的検査です。これにより、肩関節周囲の靭帯や関節包による前方の支持能力（安定性）が失われていないかを確認することができます。</p>
<p>肩関節（肩甲上腕関節）は、人体の関節の中でも特に大きく動かせる関節ですが、その代償として骨同士のはまり込みが浅く、骨性の安定性が低いという特徴があります。そのため、関節唇・関節包・靭帯（特に前下方の靭帯）といった軟部組織が安定性を担っており、これらが緩んだり損傷したりすると、肩が前方へ抜けやすい「前方不安定症」の状態になります。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法（肩関節0°外転の場合）</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に位置し、一方の手で患者さんの手首を支持し、もう一方の手で肘頭を包み込むように保持します。<br />
3. 検者は患者さんの肘の角度が90°になるようにします。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/rockwoods_test_2.jpg" alt="ロックウッドテスト" width="660" height="350" /><br />
ロックウッドテスト(Rockwood&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者は肩関節の位置が動かないように気をつけながら、ゆっくりと前腕部を矢印の方向に動かし、肩関節を外旋させます。<br />
5. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法（肩関節90°外転の場合）</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側に位置し、一方の手で患者さんの手首を支持し、もう一方の手で肘頭を包み込むように保持します。<br />
3. 検者は患者さんの肩関節および肘の角度が90°になるようにします。</p>
<p><img decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/rockwoods_test_3.jpg" alt="ロックウッドテスト" width="660" height="350" /><br />
ロックウッドテスト(Rockwood&#8217;s test)</p>
<p>4. 検者は肩関節の位置が動かないように気をつけながら、ゆっくりと前腕部を矢印の方向に動かし、肩関節を外旋させます。<br />
5. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストにより、患者さんが肩関節の不安定感（外れそうな嫌な感じ＝アプリヘンション）や疼痛を訴えた場合は陽性反応です。特に、「外れそうな不安感」が前方不安定症の重要な所見とされます（疼痛のみの場合は他の原因による偽陽性のこともあります）。</p>
<p>なお、外転角度を変えて（0°・45°・90°・120°など）行うことで、どの肢位で不安定感が出るかを確認でき、損傷部位の推測に役立つとされています。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>陽性反応が生じた場合は、脱臼グセ（反復性肩関節脱臼）や過去の脱臼、肩甲上腕靭帯・前方の関節包の損傷などが疑われます。肩関節の脱臼は前方（前下方）脱臼が最も多く、スポーツや転倒などで上肢が外転・外旋した際に起こりやすいとされています。</p>
<h3 class="news_headline2">どんな人に肩の前方不安定症・反復性脱臼が多いのか</h3>
<p>肩の前方不安定症や反復性脱臼は、一度肩を脱臼したことがある人、特に若い年代でスポーツ中に脱臼した人に多いとされています。最初の脱臼で関節唇や靭帯（前下方の安定機構）が損傷すると、その後、軽い外転・外旋動作でも繰り返し外れやすくなってしまうためです。野球の投球、テニス、ラグビーやコンタクトスポーツ、水泳など、腕を大きく振り上げる・ぶつかる動作の多いスポーツで起こりやすい傾向があります。</p>
<p>「バンザイをする」「投球動作をする」といった腕を上げてひねる動作で、肩が抜けそうな不安感が出る場合は、前方不安定症が隠れていることがあります。こうした症状がある場合は、自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ロックウッドテストのまとめ</h2>
<p>ロックウッドテストは、肩関節をいくつかの外転角度（0°〜90°など）で外旋方向にストレスをかけ、靭帯・関節包による前方の安定性を調べる徒手検査です。「外れそうな不安感」や疼痛が出れば陽性で、反復性脱臼や前方不安定症、前方の関節包・靭帯損傷が疑われます。確定診断には画像検査などが必要なため、肩が抜けそうな不安感や脱臼を繰り返す場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）とは｜肩関節の不安定性を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/load_shift_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Nov 2017 05:02:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[肩甲上腕関節]]></category>
		<category><![CDATA[不安定]]></category>
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					<description><![CDATA[目的 ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）は、『肩関節（肩甲上腕関節）』を構成している『肩甲骨』と『上腕骨』が安定しているかどうかを検査する整形外科的検査法です。テストの際には、肩甲骨を固 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>ロード＆シフトテスト（Load &#038; Shift test）は、<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/"><strong>『肩関節（肩甲上腕関節）』</strong></a>を構成している<a href="https://balance-conditioning.net/scapula/">『肩甲骨』</a>と<a href="https://balance-conditioning.net/humerus/">『上腕骨』</a>が安定しているかどうかを検査する整形外科的検査法です。テストの際には、肩甲骨を固定した状態で上腕骨頭を関節窩に軽く押し込み（ロード）、前方・後方に滑らせる（シフト）ことで、上腕骨頭の安定性（移動量）を確認します。</p>
<p>このテストで陽性反応が出た場合、上腕骨頭と肩甲骨の関節窩の位置関係が不安定であると判断することができます。この場合、周囲の靭帯や関節包・関節唇に何かしらの問題（伸びている、緩んでいる、切れているなど）があり、関節を支える支持能力が低下していると考えられます。程度にもよりますが、不安定性が強い場合は、ほんの些細な動作で肩関節が外れて（脱臼して）しまうようになることもあります。</p>
<p>肩関節（肩甲上腕関節）は、もともと骨同士のはまりが浅く、可動域が大きい代わりに不安定になりやすい関節です。そのため、関節包・関節唇・靭帯といった軟部組織が安定性を担っており、ロード＆シフトテストはこれらの支持能力を間接的に評価するテストといえます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位にさせます。<br />
2. 検者は患者さんに、測定する側の手の平を膝におかせ、なるべく肩に力が入らないように指示します。<br />
3. 検者は患者さんの患側の真横に立ち、一方の手で肩関節の少し上あたり（肩甲骨と鎖骨の部分）を挟むように固定し、もう一方の手で上腕骨の骨頭あたりを挟むように支持します。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/11/load_shift_2.jpg" alt="ロード＆シフトテスト" width="660" height="350" /><br />
ロード＆シフトテスト(Load &#038; Shift test)</p>
<p>4. 検者は肩関節（肩甲骨）が動かないようにしっかりと固定したまま、上腕骨頭を関節窩に軽く押し込み、ゆっくりと前方①に圧迫を加えて滑らせます。<br />
5. 続けて、ゆっくりと後方②にも圧迫を加えて滑らせます。<br />
6. 同様に、反対側の肩関節も実施します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>前方①への動き、および後方②への動きのテストをそれぞれ実施し、上腕骨頭の移動距離（移動量）や、患者さんの様子などを記録しておきます。関節の動きを観察し、過度な移動（不安定感）や疼痛が認められた場合は陽性反応です。</p>
<p>評価の際は、必ず健側（症状のない側）と比較することが大切です。健常な人でも、ある程度の遊び（軽度の動き）はみられるため、左右差や移動量の大きさで総合的に判断します。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>移動量の評価では、上腕骨頭の前後の長さ（関節窩径）を基準にして、一般に前方①が25%以内、後方②が50%以内であれば正常範囲とみなされることがあります。これらの基準を大きく超えて上腕骨頭が移動し、関節窩を乗り越えるような場合には、不安定性が強い（真の陽性）と考えられます。移動量はグレード分類（関節窩内にとどまる軽度のものから、関節窩を乗り越えるもの、脱臼位で残るものまで）で評価されることもあります。</p>
<h3 class="news_headline2">肩関節が不安定になるとどうなるのか</h3>
<p>肩関節の安定性が低下すると、腕を動かすたびに上腕骨頭が関節の中で過剰に動いてしまい、「肩が抜けそう」「ゴリッと引っかかる」といった不安感や違和感が生じやすくなります。これを放置すると、脱臼を繰り返す反復性脱臼に進んだり、関節唇や腱板など周囲の組織を二次的に傷めたりすることもあります。</p>
<p>肩の不安定性は、一度脱臼を経験した人や、生まれつき関節が緩い人（全身関節弛緩性のある人）、投球やスイミングなど腕を大きく動かすスポーツを行う人などにみられやすい傾向があります。肩が抜けそうな不安感や、脱臼を繰り返すような症状がある場合は、自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">ロード＆シフトテストのまとめ</h2>
<p>ロード＆シフトテストは、肩甲骨を固定して上腕骨頭を関節窩に押し込み（ロード）、前後に滑らせて（シフト）、肩関節の安定性＝上腕骨頭の移動量を調べる徒手検査です。過度な移動や不安定感・疼痛があれば陽性で、靭帯・関節包・関節唇の支持能力の低下が疑われます。健側との比較が重要で、確定診断には画像検査などが必要なため、肩の不安定感や脱臼を繰り返す場合は医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肩関節不安定性テスト：後方（Apprehension test shoulder:posterior）とは｜肩の後方不安定性・脱臼を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/apprehension_posterior_instability/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 00:19:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[後方脱臼]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://balance-conditioning.net/?p=2948</guid>

					<description><![CDATA[目的 肩関節不安定性テストの後方パターンは、肩関節の後方への不安定性を調べるテストです。肩関節は、分類上は股関節と同じ球関節ですが、股関節とは異なり、可動域が広い反面、関節のはまり込みが浅く結合が緩いために、脱臼しやすい [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>肩関節不安定性テストの後方パターンは、肩関節の後方への不安定性を調べるテストです。<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節</a>は、分類上は<a href="https://balance-conditioning.net/hip_joint/">股関節</a>と同じ球関節ですが、股関節とは異なり、可動域が広い反面、関節のはまり込みが浅く結合が緩いために、脱臼しやすいという特徴をもっています。</p>
<p>これを補強するために、関節包（かんせつほう）の一部が肥厚してできた関節上腕靭帯（かんせつじょうわんじんたい）と烏口上腕靭帯（うこうじょうわんじんたい）が、肩関節に安定性を与えています。また、肩関節まわりの筋肉や腱も安定性に関与しています。肩関節の安定性に関わる筋肉としては、<a href="https://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『棘上筋』</a>・<a href="https://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『棘下筋』</a>・<a href="https://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『小円筋』</a>・<a href="https://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『肩甲下筋』</a>などがあり、これらは総称して<a href="https://muscle-guide.info/rotator_cuff.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『ローテーターカフ（腱板）』</a>と呼ばれます。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを仰臥位（あおむけ）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんの患側上肢の<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節</a>を90°に屈曲・内旋させ、さらに<a href="https://balance-conditioning.net/elbow_joint/">肘関節</a>も90°に屈曲させます。このとき検者は、一方の手のひらを患者さんの肘（肘頭）におきます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/apprehension_test_shoulder.jpg" alt="肩関節不安定性テスト:後方" width="660" height="350" /><br />
肩関節不安定性テスト:後方<br />(Apprehension test shoulder:posterior instability)</p>
<p>3. 検者はもう一方の手で患者さんの肩関節を包み込むように保持します。<br />
4. 検者は肘の側から肩へ向かって（上腕骨を後方へ押し込むように）、ベッドに向かってゆっくりと圧迫（軸圧）を加えます。<br />
5. 同様に、反対側（健側）の肩関節も実施し、左右を比較します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストによって、患者さんが痛みを訴えたり、「肩が後ろに外れそうな感じ（不安感）」を訴えたりした場合は陽性反応で、肩関節（肩甲上腕関節）の後方の靭帯・関節包の損傷や、後方不安定症・後方脱臼が疑われます。特に「外れそうな不安感」は、後方不安定症の重要な所見とされます。健側と比べて後方への動きが大きい場合も、不安定性の手がかりになります。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>肩関節の後方脱臼は、前方脱臼に比べて非常にまれな脱臼です。肩の脱臼の大多数は前方脱臼で、後方脱臼は全体の数%程度とされています。</p>
<h3 class="news_headline2">なぜ後方脱臼は「見逃されやすい」のか</h3>
<p>肩関節の後方脱臼は、まれであるうえに見逃されやすいことで知られています。その理由の一つは、特殊な状況で起こりやすいことにあります。後方脱臼は、てんかんの発作や感電（電気けいれん）、後方へ転倒して手をついたときなど、肩の前側の筋肉が一斉に強く収縮して上腕骨頭が後ろへ押し出される場面で起こりやすいとされます。発作などで受傷すると、本人も周囲も脱臼に気づきにくいことがあります。</p>
<p>また、後方脱臼は、前方脱臼のように肩の外見が大きく変形しにくく、腕を体に沿わせた姿勢のままでも保ててしまうため、レントゲンの撮り方によっては見落とされることもあります。「腕を外側にひねる（外旋する）ことができない」というのが後方脱臼に特徴的なサインです。肩の後ろが抜けそうな不安感や、脱臼を繰り返す・腕が外にひねれないといった症状がある場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診し、必要に応じて画像検査を受けることが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">肩関節後方不安定性テストのまとめ</h2>
<p>肩関節後方不安定性テストは、肩を90°屈曲・内旋し、上腕骨を後方へ押し込んで、後方の靭帯・関節包の損傷や後方不安定症・後方脱臼を調べる徒手検査です。「後ろに外れそうな不安感」や痛みが出れば陽性で、健側との比較が大切です。後方脱臼はまれかつ見逃されやすく、外旋できないのが特徴的なサインです。肩の不安定感や脱臼を繰り返す場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肩関節脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肩関節不安定性テスト：前方（Apprehension test shoulder:anterior）とは｜肩の前方不安定性・脱臼を調べる検査の方法と骨・関節の仕組みを徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/apprehension-test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 00:22:07 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[前方脱臼]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://balance-conditioning.net/?p=2951</guid>

					<description><![CDATA[目的 肩関節不安定性テストの前方パターンは、肩関節の前方への不安定性を調べるテストです。肩関節（肩甲上腕関節）は、分類上は股関節と同じ球関節（きゅうかんせつ）ですが、肩甲骨の関節窩（受け皿）に対して上腕骨頭が大きく、はま [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>肩関節不安定性テストの前方パターンは、肩関節の前方への不安定性を調べるテストです。<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節（肩甲上腕関節）</a>は、分類上は股関節と同じ球関節（きゅうかんせつ）ですが、肩甲骨の関節窩（受け皿）に対して上腕骨頭が大きく、はまり込みが浅いため、可動域が広い反面、関節の結合が緩く、脱臼しやすいという特徴をもっています。</p>
<p>肩関節の前方脱臼を起こしてしまうと、肩関節周囲の組織（関節唇・靭帯など）を痛めるだけでなく、ときには腋窩（えきか）の動脈や神経も損傷してしまうことがあります。このテストは、そうした前方への不安定性（外れやすさ）を、脱臼の前段階で評価するために行います。</p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを座位、あるいは立位にさせます（仰臥位で行うこともあります）。<br />
2. 検者は患者さんの手首を持ち、患側上肢の<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節</a>を90°に外転させます。このとき<a href="https://balance-conditioning.net/elbow_joint/">肘関節</a>も90°に屈曲させます。<br />
3. 検者は患者さんの後方に立ち、一方の手のひらを患者さんの肩関節の後方（上腕骨頭の後ろ）に添えます。<br />
4. 検者は、患者さんの肩関節をゆっくりと外旋（腕を外側へひねる）させながら、後方に添えた手で上腕骨頭を前方へ押し出すように圧を加えます。患者さんの反応をみながら、慎重に行います。<br />
5. 同様に、反対側（健側）の肩関節も実施し、左右を比較します。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/apprehension_test_shoulder2.jpg" alt="肩関節不安定性テスト:前方" width="660" height="350" /><br />
肩関節不安定性テスト:前方<br />(Apprehension test shoulder:anterior instability)</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストによって、患者さんが「肩が前に外れそうな感じ（不安感）」を訴えたり、痛みを訴えたりした場合は陽性反応で、肩関節（肩甲上腕関節）の前方の靭帯・関節唇の損傷や、前方不安定症・反復性前方脱臼が疑われます。特に「外れそうな不安感」が前方不安定症の重要な所見とされ、疼痛のみの場合は他の原因による偽陽性のこともあります。</p>
<p>なお、陽性が出た肢位のまま、検者が前方から上腕骨頭を支える（後方へ押さえる）と不安感が消える場合は、前方不安定症がより強く裏付けられます（これをリロケーションテストといいます）。健側と比較して判断することも大切です。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<p>肩関節の前方脱臼は、肩関節脱臼の90％以上を占めているといわれています。一方、後方脱臼は非常にまれな脱臼です。前方脱臼は、腕を外転・外旋した（バンザイしてひねった）肢位に強い力が加わったときに起こりやすいのが特徴です。</p>
<h3 class="news_headline2">なぜ肩は「前方」に外れやすいのか</h3>
<p>肩関節の脱臼の大多数が前方脱臼である理由は、肩の構造と、よく起こる受傷の肢位にあります。肩関節は、浅い受け皿（関節窩）に大きな上腕骨頭が乗っているだけの不安定な構造で、その安定性の多くを、関節唇・関節包・靭帯といった軟部組織に頼っています。</p>
<p>そして、腕を外側に開いて後ろにひねる「外転・外旋」の肢位（ボールを投げる動作や、転倒して手を後ろについたときなど）では、上腕骨頭が関節の前下方に向かって押し出されやすくなります。この方向の安定を担うのが前下方の靭帯・関節唇ですが、ここに強い力が加わると損傷し（関節唇が剥がれるバンカート損傷など）、前方へ脱臼します。一度この部分が傷つくと、軽い外転・外旋でも繰り返し外れる「反復性脱臼」につながりやすくなります。投球やコンタクトスポーツなどで、腕を上げてひねると肩が抜けそうな不安感がある場合は、前方不安定症が隠れていることがあるため、自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">肩関節前方不安定性テストのまとめ</h2>
<p>肩関節前方不安定性テストは、肩を90°外転・外旋させて上腕骨頭を前方へ押し、前方の靭帯・関節唇の損傷や前方不安定症・反復性脱臼を調べる徒手検査です。「前に外れそうな不安感」が出れば陽性で、前方から支えて不安感が消えれば（リロケーションテスト）裏付けられます。肩は外転・外旋位で前方へ外れやすく、脱臼の9割以上が前方脱臼です。肩の不安感や脱臼を繰り返す場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肩関節脱臼」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・MSDマニュアル プロフェッショナル版<a href="https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional" target="_blank" rel="noopener">https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>アプレイ引っ掻きテスト（Apley&#8217;s scratch test）とは｜肩の可動域・腱板を調べる検査の方法と結髪・結帯動作を徹底解説</title>
		<link>https://balance-conditioning.net/apleys_scratch_test/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 11 Oct 2017 16:09:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[整形外科学検査法]]></category>
		<category><![CDATA[棘上筋]]></category>
		<category><![CDATA[ローテーターカフ]]></category>
		<category><![CDATA[肩関節]]></category>
		<category><![CDATA[ルーズショルダー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://balance-conditioning.net/?p=2978</guid>

					<description><![CDATA[目的 アプレイ引っ掻きテストは、ローテーターカフ（腱板）（棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の総称）の一つである棘上筋の腱が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。 また、このアプレイ引っ掻きテストは、肩関節（肩甲上腕関 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h3 class="news_headline2">目的</h3>
<p>アプレイ引っ掻きテストは、<a href="https://muscle-guide.info/rotator_cuff.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ローテーターカフ（腱板）</a>（<a href="https://muscle-guide.info/supraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">棘上筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/infraspinatus.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">棘下筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/subscapularis.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">肩甲下筋</a>・<a href="https://muscle-guide.info/teresminor.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">小円筋</a>の総称）の一つである棘上筋の腱が損傷しているかどうかを調べる検査方法です。</p>
<p>また、このアプレイ引っ掻きテストは、<a href="https://balance-conditioning.net/glenohumeral_joint/">肩関節（肩甲上腕関節）</a>の可動域が正常かどうかを、左右を比較しながら簡便に調べるテストとしてもよく用いられます。このテストで陽性反応（痛みや明らかな左右差）が出た場合、棘上筋腱の損傷や、肩関節の可動域に何らかの問題があることが疑われます。</p>
<p><strong>参考：</strong><a href="https://balance-conditioning.net/jointcheck/">これができたら要注意！関節のゆるみをチェック</a></p>
<h3 class="news_headline2">実施方法</h3>
<p>1. 患者さんを立位（座位でも可）にさせます。<br />
2. 検者は患者さんに、一方の手を頭の上から背中側へ伸ばし、肘を曲げて、手のひらを肩甲骨に近づけるように指示します。<br />
3. 続いて、もう一方の手を腰（背中の下の方）にまわし、肘を曲げて、手の甲を背中に沿って上へ近づけるように指示します。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" style="display:block; max-width:100%; height:auto; margin:0 0 8px 0;" src="https://balance-conditioning.net/wp-content/uploads/2017/10/apleys_scratch_test.jpg" alt="アプレイ引っ掻きテスト(Apley's scratch test)" width="660" height="350" /><br />
アプレイ引っ掻きテスト(Apley&#8217;s scratch test)</p>
<p>4. このとき検者は、患者さんに両手の指先が背中（肩甲骨付近）で触れ合うように指示します（決して無理をさせないでください）。<br />
5. 同様に、左右の手を入れ替えて反対側も実施し、左右差を確認します。</p>
<h3 class="news_headline2">結果の評価</h3>
<p>このテストで患者さんが肩関節に痛みを訴えた場合は、ローテーターカフ、特に棘上筋の腱が損傷していることが疑われます。一方、痛みはないものの、単に背中に手が回せない・指先が届かないという場合は、肩関節の可動域が減少していることが疑われます（もちろん、肘関節の動きが硬くなっていることも考えられます）。</p>
<p>評価は、必ず左右を比べることが大切です。片側だけ届かない・痛むといった左右差が、問題を見つける手がかりになります。</p>
<h3 class="news_headline2">参考</h3>
<ul>
<li>このテストは、すでに<a href="https://balance-conditioning.net/shoulder_pain/"><strong>『肩関節周囲炎（かたかんせつしゅういえん）』</strong></a>（いわゆる四十肩・五十肩）になっている方には、実施が非常に困難です。肩関節周囲炎の方に無理に行わせると症状が悪化する可能性があるので、決して無理にやらせないでください。</li>
<li>このテストを行っても肩に痛みがなく、両手の指先が軽く触れ合うようなら、肩関節の動きは適切といえます。指先が触れないようなら肩関節の可動域が低下している、両手の指先が組める（つかめる）ようなら可動域が大きいと考えられます（ただし、指先が組めるからといって、必ずしも肩関節が緩い〔ルーズ〕とは言い切れません）。</li>
<li>上の写真の、頭の上から背中へ回す側の動きを、俗に結髪動作（けっぱつどうさ）といいます。髪の毛を結うような動作に見えることから、そう名づけられました。結髪動作は、肩関節の外転・外旋と<a href="https://balance-conditioning.net/elbow_joint/">肘関節</a>の屈曲の複合動作です。</li>
<li>上の写真の、腰の後ろへ回す側の動きを、俗に結帯動作（けったいどうさ）といいます。帯を結ぶように手を腰の後ろに回す動作に見えることから、そう名づけられました。結帯動作は、肩関節の伸展・内旋と肘関節の屈曲の複合動作です。</li>
</ul>
<h3 class="news_headline2">「結髪」と「結帯」でわかること・日常動作との関係</h3>
<p>アプレイ引っ掻きテストが優れているのは、肩の複雑な動きを「結髪動作」と「結帯動作」という2つの日常的な動きでまとめてチェックできる点です。結髪動作（髪を結ぶ・洗髪・高い棚の物を取る）は肩の外転・外旋を、結帯動作（エプロンのひもを結ぶ・ズボンの後ろポケットに手を入れる・背中を洗う）は肩の伸展・内旋を主に反映します。</p>
<p>どちらの動きがしにくいかで、肩のどの動きが制限されているかをおおまかに推測できます。例えば、四十肩・五十肩（肩関節周囲炎）では、特に結帯動作（手を後ろに回す動き）が早い段階から制限されやすいことが知られています。これらの動作は、まさに毎日の生活そのものなので、可動域が落ちると生活の質に直結します。</p>
<p>ただし、このテストはあくまで大まかなスクリーニングです。痛みや左右差がはっきりある場合は、棘上筋の筋力をみるエンプティカンテストなど個別の検査や、画像検査と組み合わせて、原因を詳しく調べる必要があります。肩の痛みや動かしにくさが続く場合は、無理に動かさず、整形外科などの医療機関を受診することが大切です。</p>
<h2 class="news_headline2">アプレイ引っ掻きテストのまとめ</h2>
<p>アプレイ引っ掻きテストは、両手を背中で近づけて、肩関節の可動域や腱板（特に棘上筋腱）の状態を左右差から調べる徒手検査です。痛みが出れば腱板損傷、痛みなく届かなければ可動域制限が疑われます。頭の上から回す結髪動作（外転・外旋）と腰へ回す結帯動作（伸展・内旋）で、肩のどの動きが制限されているかを推測できます。痛みや左右差が続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。</p>
<h2 class="news_headline2">参考文献・出典</h2>
<p>・日本整形外科学会「肩関節周囲炎（五十肩）」<a href="https://www.joa.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.joa.or.jp/</a></p>
<p>・厚生労働省 e-ヘルスネット<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/" target="_blank" rel="noopener">https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/</a></p>
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