ファレンテスト(Phalen’s test)
目的
ファレンテストは正中神経を伸張させて、手根管内での正中神経の圧迫を検査するテストです。もし、このテストを行ってしびれ感が増強した場合は『手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)』と判断することができ、手根管部分で正中神経が圧迫されているということがいえます。
実施方法
1. 患者さんを座位、または立位にさせます。
2. 検者は患者さんに両方の手の甲同士を合わせるように指示し、この状態のまま30秒~1分キープしてもらいます。
結果の評価
このテストによりしびれ感が増強した場合は陽性反応で『手根管症候群』と判断することができます。
参考
ファレンテストの一種で『リバースファレンテスト』というテストがあります。
リバースファレンテストの場合は手掌部分が合わさっているので手の平部分での反応は鈍くなります。