仙腸関節(せんちょうかんせつ)

仙腸関節(せんちょうかんせつ)

英語名称

sacroiliac joint(サイクロイリアク・ジョイント)

関節の分類

平面関節(へいめんかんせつ)

解説

仙腸関節(せんちょうかんせつ)は仙骨(せんこつ)の耳状面(じじょうめん)と寛骨(かんこつ)の耳状面とが結合することにより構成されている関節です。

仙腸関節面の形状は個人差が大きく、荷重を支え伝達する役割をもつことから、他の関節に比べて関節面の摩擦係数が大きいという特徴を持っています。
仙腸関節は関節軟骨で覆われ、また、周囲にあるいくつかの長い靭帯、短い靭帯(じんたい)がいくつも張り巡らされているので、それが仙腸関節をより強固に連結するのに貢献します。

  1. 骨間仙腸靭帯(こっかんせんちょうじんたい)
  2. 棘上靭帯(きょくじょうじんたい)
  3. 後仙腸靭帯(こうせんちょうじんたい)
  4. 仙棘靭帯(せんきょくじんたい)
  5. 仙結節靭帯(せんけっせつじんたい)

このように仙腸関節の周囲には関節包(かんせつほう)や靭帯があるために一見すると仙腸関節の動きはほとんど確認できませんが、実際にはわずか数mm程度の動きを行っています。
このわずか数mmの動きが行えることで股関節の屈曲-伸展といった基本動作や、脊椎のバランス保持(ビルの免震構造のように根元から脊椎のバランスをとる)などに大きく貢献することができるのです。
仙腸関節は中腰での作業が長時間続いたり、不用意な動作をすることで微細な不適合が生じ、痛みが発生してしまいます。

関節の傷害

仙腸関節の捻挫






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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

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