肩甲骨(けんこうこつ)

英語名称

scapula(スキャピュラ)

解説

肩甲骨は三角形状の大きな骨で身体の背面に存在する左右一対あり、胸郭上部の背面に位置する平たい骨(扁平骨)です。
肩甲骨は上腕骨と肩甲上腕関節(肩関節)を構成し、鎖骨とは肩鎖関節を構成しています。

胸郭とも肩甲胸郭関節を構成しますが、これは靭帯による連結ではなく、筋肉による連結なので解剖学的関節とは呼べません。
このように肩甲骨は胸郭と直接連結していないため非常に不安定な場所ともいえ、周囲の筋肉の硬縮などでとてもズレが生じやすい場所でもあります。
背中や肩のコリや痛みがある方のほとんどは肩甲骨の動きに制限が出ていることが多く、そのことが肩関節や肩鎖関節可動域に影響をもたらし、肩関節の可動域に制限を与えてしまうのです。
いわゆる肩関節の外転という動きではその動きの後半60度の動きに肩甲骨の動きが関与しています。

主に起始する筋肉

棘上筋棘下筋小円筋肩甲下筋大円筋烏ロ腕筋三角筋広背筋上腕二頭筋上腕三頭筋

主に停止する筋肉

肩甲挙筋小胸筋前鋸筋僧帽筋大菱形筋小菱形筋

主に構成する関節

肩甲骨周辺の筋肉の硬縮とそれに伴う疼痛






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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
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