胸骨(きょうこつ)

英語名称

sternum(スターナム)

解説

胸骨は、胸部の中央部に位置する扁平骨で上から胸骨柄(きょうこつへい)、胸骨体(きょうこつたい)、剣状突起(けんじょうとっき)の3つの骨で構成され、それぞれ軟骨で結合されています。

しかし、高齢者になるとこの結合部分の軟骨が骨化(こつか)してしまう方もいます。
胸骨はやや前方へ弯曲していて、肋軟骨を介して肋骨と連結し、胸肋関節(きょうろくかんせつ)を構成し、鎖骨と連結し胸鎖関節(きょうさかんせつ)を構成しています。
胸鎖関節を介して体幹と上肢がつながっているのです。
胸骨は薄い扁平骨なので衝撃で骨折しやすい場所でもあります。
CPR(心肺蘇生時)のときに剣状突起の骨折を避けるために肋骨縁(ろっこつえん)の交わる場所から2横指上を圧迫をするのはそのためです。

主に起始する筋肉

大胸筋胸鎖乳突筋、胸骨下骨筋、胸骨甲状筋、横隔膜

主に停止する筋肉

腹直筋腹横筋

主に構成する関節

胸鎖関節、胸肋関節

主な傷害

剣状突起骨折






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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

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