股関節(こかんせつ)

英語名称

hip joint(ヒップ・ジョイント)

関節の分類

球関節(きゅうかんせつ)

解説

球関節

球関節

股関節は肩甲上腕関節(肩関節)と同じ構造の球関節です。
寛骨の寛骨臼(かんこつきゅう)に大腿骨の大腿骨頭が深くはまり込んでいるので肩関節に比べ、股関節の構造は非常に強固な作りになっています。
しかし、大腿骨頚部が細いために、寛骨臼内での大腿骨頭の動きがあまり制限されないので可動範囲は意外にも広い。

股関節の安定性を高めるために股関節全体を関節包(かんせつほう)で覆い、その外側を腸骨大腿靭帯(ちょうこつだいたいじんたい)、恥骨大腿靭帯(ちこつだいたいじんたい)、坐骨大腿靭帯(ざこつだいたいじんたい)、大腿骨頭靭帯(だいたいこっとうじんたい)といった強固な靭帯で補強しています。
とりわけ大腿骨頭靭帯が股関節の安定性に一番貢献しています。

このように股関節は非常に安定性がある関節なのですが、ひとたび脱臼を起こすと肩の脱臼のように簡単に整復することはとても難しい関節としても知られています。

また、股関節の周囲には様々な筋肉が存在します。
立つ、歩く、走る、跳ぶといった軽い運動から激しい運動まで、全てを可能とします。
それ故に股関節は関節の中でも最も多くの筋肉が関与する場所でもあります。

関節の動き


内転-外転

関節の傷害

先天性股関節脱臼、股関節脱臼、大腿骨頭壊死、ペルテス病






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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

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